企業の未来を創る「リジェネラティブな事業探索ゲーム」
2025年3月24日、一般社団法人Earth Companyが新たな人材育成プログラム「リジェネラティブな事業探索ゲーム」のリリースを予定しています。これは、環境問題への関心が高まる中、企業が意識すべき再生的な経営モデルを理解し、実践するための対話型のゲームです。特に、7月15日にはヤマハ発動機の共創スペース「リジェラボ」で実施される予定です。
社会背景としての必要性
世界中で気候変動や生物多様性の喪失が進行し、私たちの未来が脅かされています。持続可能な社会の実現が求められる中、多くの企業は依然として大量生産・大量消費のモデルから脱却できていません。このような状況下、Earth Companyのゲームは、資源を持続的に利用するための新しい視点を提供します。特に、海光物産の大野代表が実践する、売上の維持をしながら漁獲量を3割削減する取り組みがモデルケースとして紹介されます。
ゲームの特徴と学習効果
このゲームでは、以下の特徴を通じてプレイヤーは多様な学びを体験します。
- - リアルな舞台設定: 実際の気候変動や資源減少という背景を持つ地域における複雑な利害関係を理解。
- - 声なきステークホルダーへの理解: 自然資源という「語らない存在」に目を向ける設計されており、これまで無視されがちな観点に気づくことができます。
- - 多元的資本の可視化: 経済・自然・社会・人的資本・知的資本のそれぞれを視覚化し、価値創造の多様性を学ぶ材料を提供。
- - 経営的意思決定の疑似体験: 「短期利益 vs 長期再生」のジレンマが設定され、参加者は自身の価値観や判断基準を再考する機会を得られます。
過去の実施では、製造業や観光業などさまざまな企業の方々が参加し、94%が高い満足度を示しています。参加者からは「サイレントステークホルダーの重要性に気づいた」「心を動かされる体験だった」という声が寄せられています。
次回実施に向けて
鎌倉に位置するヤマハ発動機のリジェラボでは、さまざまな組織が集い、共に学びながら新しい知見を得る場が作られます。これは、「リジェネラティブな社会」を目指す企業・自治体・NPOにとって、非常に重要な機会となることでしょう。
【開催概要】
- - イベント名: リジェネラティブな事業探索ゲーム 〜はじめの一歩〜
- - 開催日: 2025年7月15日(火)
- - 場所: YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(神奈川県横浜市)
- - スケジュール: 受付17:30~、開演18:00~20:00(ゲーム実施)、懇親会20:00~20:45
- - 参加費: 1,500円
- - 申し込みURL: Peatix
このゲームを通じて、企業の意識を変革し、持続可能な社会の実現へ向けた一歩を踏み出すことができるでしょう。私たち個人も、企業も未来を見据えた行動が求められています。