廃棄物から生まれる新しい価値の創造
環境問題が深刻化する中、企業や団体の持続可能性への関心が高まってきています。そんな中、株式会社電通アドギアが発表した新プロジェクト「ReBORN LABO」は、廃棄物を有効活用して新たな価値を生み出すユニークな取り組みを展開しています。このプロジェクトは、捨てられる運命にあったものに新たな命を吹き込み、独自の製品を製作することを目的としています。
「ReBORN LABO」とは
「ReBORN LABO」は「SDGs ACTION LABO」の一環として始まりました。参加企業には株式会社電通アドギア、株式会社電通プロモーションエグゼ、有限会社スピックがあります。このプロジェクトでは、捨てられるはずだった素材に新たな利用価値を見出し、クリエイティブなものづくりを推進します。
初回の取り組みである「ReBORN LABO PAPER」は、特に注目を集めています。
第1弾「ReBORN LABO PAPER」
このプログラムは、紙の専門商社である株式会社竹尾と連携して実施されます。主に、廃棄される食材や繊維を再利用して新しい紙製品を生み出します。具体的には、ポスターやイベントツール、景品など、さまざまな用途に対応する紙製品を製作しています。このような活動を通じて、廃棄物の発生を抑え、持続可能な資源の利用に貢献することが狙いです。
新たな質感を持つ混抄紙
「ReBORN LABO PAPER」の特徴は、異なる種類の繊維を混ぜ合わせて作られた独特の質感を持つ「混抄紙」の利用です。これにより、ユニークで火傷を模したり、他の紙類では得られない新しいデザインが可能になります。この技術を駆使し、廃棄される食材や繊維から異なる価値を提供することが出来るのです。
実際の事例
具体的な取り組みとして、株式会社電通アドギアはせたがや農福ファーム・せたそらと共同で、間引きされたカブや大根を使って混抄紙を製作しました。この混抄紙を利用してリモート会議用のPOP(Point of Purchase)を製作しました。このような新しい発想が、廃棄物を新しい商品として生まれ変わらせるのです。
ターゲット市場
「ReBORN LABO PAPER」は、環境に配慮した製品を求める企業や団体、自治体をターゲットとしています。環境保護に対する意識が高まっている現代において、このプロジェクトは特に注目されています。持続可能な製品を求める顧客層に向けて、効果的なアプローチができるのです。
サポートと今後の展開
プロジェクトは、紙の専門商社である株式会社竹尾とパートナーシップを結んでおり、顧客のニーズに合わせた製品を提供しています。また、「SDGs ACTION LABO」がサポートを行う体制も整っています。今後、新技術を導入したソリューションを次々と開発し、さらなる展開を計画しています。廃棄物から新しい価値を生み出す「ReBORN LABO」は、持続可能な未来を目指して進化し続けるでしょう。
お問い合わせ
本プロジェクトに関するお問い合わせは、下記の連絡先までお願いいたします。
<株式会社電通アドギア>
担当:広報 加藤
メール:
[email protected]
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座8-21-1 住友不動産汐留浜離宮ビル
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