六甲バターが大阪・関西万博に出店
六甲バター株式会社が、2025年の大阪・関西万博に「QBB これもいいキッチン」を出展します。この店舗では、完全に植物性の素材を使ったチーズ代替食品をメインとしたメニューを提供。他の出展者と同様に、食の持続性と多様性をテーマにした試食会が開催されました。
植物性チーズの新たな魅力
試食会には、代表取締役社長兼CEOの塚本浩康氏が登場し、店舗のコンセプトや狙いについて語りました。塚本氏は「本店舗を通じて、次世代のサステナブルな食文化を発信したい」と強調しました。特に「これまでの肉に並ぶくらい植物ベースのチーズが一般的になることを目指したい」との意気込みを示しました。
また、奈良を拠点にするシェフ佐々木浩氏も登壇し、監修したメニューについて紹介。農作物を基にした多様な料理を楽しむことができるこの店舗では、「食の安全を第一に考えたうえで、植物性チーズの魅力を引き出すことを重視し、新しい満足感を提供します」と語りました。
大阪新名物「これも串カツ」を始めとする多彩なメニュー
「QBB これもいいキッチン」では、新たに『これもナスボロネーゼ』や『これもオムキーマカレー』、そして注目の『これも串カツ』といったメニューが並びます。これにより、植物性の食材でも満足感のある料理を楽しめることを証明する意図があります。
大阪・関西万博での展望
この店舗は2025年の4月から10月にかけて、大阪の夢洲に設置される予定です。入館予約は不要で、誰でも気軽に立ち寄れる環境を整えています。塚本氏は「万博を通じて、多くの人に私たちの新しい植物性のチーズを体験してもらえたら」と期待を寄せています。
この試みは、持続可能な未来を考えた新しい食文化の提案となるでしょう。動物性食品から植物性食品にシフトしていく流れの中で、六甲バターは新しい選択肢を提供することで、社会に貢献していきたいという思いが強く伝わってきます。試食会での参加者たちも、蔓延する食文化の中で新しいアプローチを試みる価値を感じていた様子です。
大阪・関西万博が近づくにつれ、楽しみにされる内容となること間違いありません。今後は、より多くのメニューが追加される予定で、全ての人々が理解しやすく、また楽しめるアプローチが求められています。期待される「QBB これもいいキッチン」は、大阪の新しい食の顔として進化を遂げる事でしょう。