AIマーケティングシステム「UZ」が進化
株式会社コラボスは、独自開発のAIエンジンを搭載したAIマーケティングシステム「UZ」のバージョンアップを発表しました。この新バージョンでは、コールセンターのVOC(顧客の声)活動をより一層促進するために、さまざまな機能が追加されました。特に注目すべきは、アドバンスト・メディア社の音声認識技術「AmiVoice」を利用した音声データのインポート機能です。
「UZ」の基本機能
「UZ」は、コールセンターの通話録音データを解析し、顧客の「興味関心キーワード」を自動で抽出する能力を持っています。その抽出データをもとに、広告テキストやメールマガジン、トークスクリプトなどを生成し、企業の営業活動やマーケティングをサポートします。さらに、通話の音声認識や感情分析、話者の自動判別、個人情報のマスキング機能など多機能を備えています。
バージョンアップの特徴
1. 音声データのインポート機能
新たに追加された音声データのインポート機能により、ユーザーはアドバンスト・メディア社の音声認識データをCSV形式で「UZ」に取り込むことが可能となりました。これまで通話録音データしかインポートできなかったため、使い勝手の面で多くの課題がありましたが、この新機能により、多くの企業がより簡単に「UZ」を利用できるようになります。
2. コンテンツ生成機能の強化
このバージョンでは、興味関心キーワードの自動抽出機能が強化され、単語だけでなく、フレーズ全体を一度に抽出できるようになりました。たとえば、「夏場はひんやりして気持ちいい」というフレーズが自動的に識別されるため、企業は顧客の反応をもとにより効果的なマーケティング施策を展開できます。ポジティブやネガティブな感情の識別機能も追加され、受注につながる言葉やクレームにつながるフレーズを明確に抽出することが可能です。
3. セキュリティ強化
最新のバージョンでは、IPアドレス制限機能と、録音音声の再生権限の設定も追加されました。これにより、企業はより高いセキュリティ基準を守りながら、安心して「UZ」を利用し続けることができます。
まとめ
「UZ」のバージョンアップにより、コールセンターのVOC活動が大幅に向上し、企業は営業活動やマーケティング施策においても、新たな可能性を見出せるでしょう。株式会社コラボスは今後も、顧客の声をより深く理解し、ニーズに応える製品を提供していくことを目指しています。この進化したシステムを活用し、企業が抱える課題を解決していくための新たな一歩を踏み出すチャンスが広がります。