新年の幕開けと保育業界の現状
新年を迎え、埼玉県さいたま市に本部を置く社会福祉法人絆友会の理事長、川名美雄氏が提唱する保育改革が注目されています。日本の保育業界は、慢性的な人手不足や高い離職率、職場の疲弊という厳しい現実に直面しています。この危機的状況を受けて、川名氏は「保育を絶望で終わらせない」という強い決意で新しい道を切り開こうとしています。
保育業界が抱える課題
日本の保育業界は長い間、子どものためという名目のもとで保育士の善意や自己犠牲が求められる不健全な構造が続いてきました。かつて保育士としての経験を持つ川名氏は、自らの苦い体験を踏まえ、保育業界の「異常」を「当たり前」に戻すための改革を進めることにしました。
川名式「保育改革」
川名氏が導入した「保育改革」は、以下の3つの視点で構成されています。
1. 職員のプロフェッショナル化と生活保障
川名氏は、職員が定時で帰ることを最も優秀な評価とし、みなし残業制を導入。これにより、残業を行うことで「損」になる仕組みを構築しました。また、平均年収450万円以上を実現し、職員の生活をしっかりと支える体制を整えています。
このように、職員が安心して働ける環境を作ることで、離職率は2%以下という驚異的な実績を維持しています。
2. 子どもと保護者の主体性の尊重
子ども自身が遊びを発見し、考える力を育むため、完成させない園庭を設計した川名氏。これにより、子どもたちの自主性を育むことができます。さらに、保護者の負担を軽減するため、隣接する地点に児童発達支援事業所を開設。、完全給食や送迎不要の体制を整えて物理的・精神的な負担を減らしています。
3. 新人育成の仕組み化
新人保育士に過度な責任をかけず、3年間は学びの期間とし、成長を見守る仕組みを整備しています。これにより、新人保育士が安心して仕事に取り組むことができ、長く業界に残れる環境を作り出しています。
業界全体の変革へ
川名氏は、2026年に向けてさらに大きな変革を目指しています。自身の成功事例を業界全体に広めるため、「保育士等キャリアアップ研修事業」としてノウハウを公開する計画です。また、志を同じくする仲間とともに「社会福祉連携推進法人」の設立に向けた準備も進めています。この新たなモデルは地域や法人が連携し、保育業界全体を支えることを目指しています。
結びに
川名氏は、「私がかつて味わった絶望を、今の保育士たちには味わせてはいけない」と語ります。精神論ではなく、実際の仕組みを変更することで、業界の異常を一つずつ解消してきた川名氏の取り組み。これが日本の保育に、希望の道を示すものであることを願っています。
法人概要
- - 法人名: 社会福祉法人絆友会
- - 所在地: 埼玉県さいたま市桜区田島三丁目13番4号
- - 代表者: 理事長 川名美雄
- - 主な事業: 保育園運営、児童発達支援事業、保育士等キャリアアップ研修事業、子育て支援関連研修
- - 公式サイト: 絆友会
本件についてのお問い合わせは、社会福祉法人絆友会事務局までご連絡ください。