AIチャットボットの効果を可視化！「NetBot」の新機能が話題に

AIチャットボット「NetBot」に新機能が追加

AIエージェントソリューション開発を行う株式会社イーコースが、同社のAIチャットボットサービス「NetBot」に新たな「フィードバック機能」を導入しました。この新機能は、エンドユーザーからの回答評価を収集・分析できるもので、企業がAIを導入した際の効果を可視化することを目的としています。

ユーザーの声を反映

AIチャットボットの導入が進む中、多くの企業が「本当に効果が出ているのか分からない」といった悩みを持っていました。NetBotはその課題を解決するため、ユーザーが求めている情報とAIが提供している回答が合致しているかを定量的に計測することが可能です。

このフィードバック機能では、企業は自社のAIサービスがユーザーにとってどれほど有益であるかを評価し、必要に応じて改善を進めることができます。これにより、AIの回答の精度向上やナレッジベースの最適化が迅速に図れるようになります。

新機能の特徴

新しいフィードバック機能には、以下のような特徴があります。

1. 評価スタイルの選択
ユーザーは、管理画面から「Good / Bad」または「5段階評価」のいずれかを選択し、評価を行うことができます。前者は明確な二択を提供し、後者は日本特有の感覚を反映させたより繊細な評価を可能にします。

2. 低評価理由の掘り下げ
評価が低かった場合には、ユーザーにコメントを求めることで具体的な問題を特定できるようになサポートも。これにより、ユーザーの意図を明確に把握しやすくなります。

3. リアルタイムでの集計
集めたデータは、管理画面で瞬時に確認可能です。どの質問に対して不満が多かったのかが一目でわかるため、迅速な改善策が見出しやすくなります。

開発者の思い

開発者は「Simplicity（使いやすさ）」を追求し、導入企業に設定の学習コストをかけさせないように配慮しています。現在のAIリテラシーは多様化している中、あえて複雑さを排除し、シンプルなユーザー体験を提供することが目指されています。

これにより、AI文化がまだ根付いていない企業でも容易に運用できるようになりますが、今後は顧客のニーズに応じて機能や設定を拡張していく予定です。