食農教育の成果
2024-10-31 21:23:44

未来を担う子どもたちが成長する食農教育プロジェクトの成果発表

食農教育プロジェクト「起農みらい塾」の挑戦



広島県の「起農みらい塾」は、未来の食と農を支える子どもたちを育成するために、2年前から始まった教育プログラムです。第3期生が7月に入塾し、全19名の小学生が参加しています。この塾では、食農教育に加え、金融や経営の視点を取り入れることで、地域に貢献できる次世代のリーダーを育成することを目指しています。

教育カリキュラムの内容



起農みらい塾は全9回の授業で構成されており、特に異なる学校や学年の子どもたちが一緒に学ぶことで、人間関係を築く力やプレゼンテーション能力を育成することに注力しています。農産物の生産・流通現場の訪問を通じて、実際にビジネスを体験しながら、商品企画や販売に至る過程を学ぶことができます。講師陣はJAグループの担当者や、農業とタレント活動を両立させるさいねい龍二さんなど多彩な面々が揃い、子どもたちの成長を支えています。

フードフェスティバルでの発表



10月26日・27日に広島城周辺で開催された『ひろしまフードフェスティバル2024』に、塾生たちの販売活動の成果が初めて披露されました。「みらいキッズ レインボーマート」と名付けられたお店では、ジャガイモ、サトイモ、ピーナッツなどの農産物や、手作りのスイーツ、ドリンクが販売されました。商品は全て塾生自身が仕入れ、売値まで設定しました。また、看板やチラシ、メニュー表に至るまで、すべて塾生たちの手作りという点も大きな特徴です。

販売の開始と同時に、塾生たちは大きな声で呼び込みを行いました。お客様からは「子どもたちの姿が可愛らしい」「商品の説明が分かりやすい」といった温かい声が寄せられました。4年生の塾生は「最初は恥ずかしかったけれど、たくさんの人が来てくれて嬉しかった」と振り返りました。同じく4年生の男の子は「お客様と目を合わせて笑顔で接することができた」と、この経験が大事な学びになったと語っています。

学びと成長の振り返り



今回のイベントは、これが初めての体験となる塾生たちにとって、販売の楽しさと難しさを実感する貴重な機会になりました。イベントの来場者数は、2日間で22万4,000人に達するなど、大盛況。子どもたちはこの経験を通じて、自分たちの成長を感じられる瞬間を味わったことでしょう。

さまざまな授業を経て、子どもたちはお金の働きや農業の重要性を理解し、消費者の視点で学ぶことができました。酪農家の問題解決策を考えるグループワークや、農業の学びを経て、販売の場での接客に生かされたことは大きな成果です。

将来へつながる挑戦



「起農みらい塾」は、ただの学びの場ではなく、子どもたちが自ら社会に関わり、未来を切り開くための基盤を築く場所です。今後、どのようなソーシャルイノベーションが生まれるのか、大いに期待されます。子どもたちがどのように成長し、地域に貢献していく姿を見守りたいものです。

公式ウェブサイトには、授業の様子や活動の詳細が紹介されており、常に新しい情報がアップデートされています。興味がある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

公式サイト


起農みらい塾 HP



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会社情報

会社名
広島県信用農業協同組合連合会
住所
広島県広島市中区大手町四丁目6番1号
電話番号

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