近畿大学と銘傳大学の国際的連携が新たな幕を開ける
近畿大学産業理工学部が、台湾の銘傳大学情報学部との間に新たな覚書を締結し、両校の半導体および電気電子工学分野における国際協力を強化することが決まりました。この合意は2025年6月27日(金)、台湾・桃園キャンパスにて正式に署名されました。
覚書締結の意義
本覚書は、半導体技術の進展や電気電子工学の教育を通じて、両国の学生たちに新たな学びの機会を提供することを目的としています。近畿大学では、これまでにも韓国の湖南大学校、台湾の虎尾科技大学、ベトナムのタイグエン大学など、アジア各国との学術交流を積極的に進めてきました。
このような背景の中、銘傳大学の情報学部が日本語教育のニーズを抱えていることが分かり、双方の目的の一致から今回の締結に至ったのです。
具体的な協力内容
覚書に基づき、両大学は以下のような協力関係を構築します。
1.
学生交流: 近畿大学の学生は中国語や半導体に関する学びを深め、銘傳大学の学生は日本語や電気電子工学を学ぶ機会が与えられます。
2.
短期研修プログラム: 1学期間の短期研修プログラムが実施され、学生たちは新たな知を獲得します。
3.
単位認定制度の整備: 派遣学生の単位認定制度を拡充し、さらなる学びを進められる体制を整えます。
4.
学術協力の促進: その他、両者が合意する学術協力に関する活動を展開します。
このような取り組みを通じて、近畿大学と銘傳大学は国際的に通用する半導体人材の育成を目指しています。
銘傳大学について
銘傳大学は、台北、桃園、基河、金門の4つのキャンパスを持つ台湾でも有名な私立大学で、約17,000人の学生が在籍しています。経営学、デザイン、教育応用言語学など、幅広い分野の学部を持ち、国際化にも力を入れています。留学生の受け入れも活発で、世界の約56カ国から約900名の留学生が在籍しています。
今回の覚書締結により、近畿大学と銘傳大学は、国際社会で活躍する人材を共に育成し、未来の技術者の育成に寄与することが期待されています。両大学のさらなる発展に眼が離せません。
まとめ
近畿大学産業理工学部と銘傳大学の覚書締結は、国際的な教育交流と学術研究に新しい風を吹き込むものです。これからの半導体や電気電子工学の分野での相互発展が、両校の新たな挑戦へと繋がることを期待します。