入試業務のデジタル化
2025-08-06 10:30:44

大日本印刷と三菱総研が入試業務をデジタル化する新サービスを展開

大日本印刷と三菱総研が入試業務をデジタル化



大日本印刷株式会社(DNP)と三菱総研DCS株式会社(DCS)は、2025年10月に新たにデジタル化された入試業務の支援サービスを提供することを発表しました。この取り組みは、学校のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、入試運営の効率化や教育の質向上を目指しています。

背景と狙い



中学・高校入試では、出願や採点、合否判定などがデジタル化されつつありますが、情報の連携に多くの準備作業が発生し、業務負担が大きくなっています。また、合否の判定作業には多角的な評価が必要とされており、経験に基づいた判断が求められます。このような背景から、DNPとDCSは、これらの業務をデジタル化することで教職員の負担を軽減し、受験生とのコミュニケーションの時間を創出することを目指しています。

新サービスの概要



この新サービスには、以下の2つの主な機能があります。

1. デジタル採点「リアテンダント(入試版)」



入試特有の採点方法に応じた独自の機能を持った「リアテンダント(入試版)」が開発され、各受験者のデータを効率的に管理します。特に、同時に複数の受験者を採点できる機能や、結果のダブルチェックを行えることが特長です。さらに、入試専用の堅牢なセキュリティ環境が搭載されており、情報の安全性が確保されています。

2. 合否管理「スマート合否管理」



合否判定のプロセスを支援する「スマート合否管理」は、出願から入学手続きまでのデータを一元管理します。これにより、判定会議に必要な資料の準備時間を短縮し、リアルタイムでデータ比較やシミュレーションを行うことが可能になります。このシステムは、学校ごとの個別の判定項目を取り入れることができる柔軟性があり、合否のボーダーラインも特に設定できます。

今後の展開



DNPとDCSは、この新サービスを基盤にさらに機能を拡充させ、パートナーシップを強化していく方針です。教育界のDXを支援し、全国の学校運営の効率化に寄与することを目指しています。これにより、教育の質向上や教師の業務の軽減につながることが期待されています。

企業情報



大日本印刷株式会社



1876年創業の大日本印刷は、教育分野においても多様なサービスを展開しています。「リアテンダント」に代表される教育支援の他に、メタバースによる学びの提供やデジタル教科書の配信基盤など、現代の教育ニーズに応じたソリューションを提供しています。

三菱総研DCS株式会社



1970年設立の三菱総研DCSは、幅広い業界においてITトータルソリューションを提供している企業です。教育分野では、インターネット出願サービス「miraicompass」が全国的に広まり、教育界のDX推進を担っています。時代の変化に応じた新たな価値創出に注力しています。

大日本印刷と三菱総研DCSの連携は、今後の教育業界において重要な意味を持つでしょう。デジタル化された入試業務は、教職員の負担を軽減し、より良い教育環境を実現する一助となることが期待されます。


画像1

画像2

会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。