LAUGH DINNINGのDX
2025-12-23 10:52:00

LAUGH DINNINGが導入した「らくしふ」とは?札幌の飲食業界に変革をもたらすDXの実態

LAUGH DINNINGがクラウドシフト管理「らくしふ」を導入



札幌市にて9店舗を展開する居酒屋「シハチ鮮魚店」を含む株式会社LAUGH DINNINGが、業務改善に向けてクラウドシフト管理「らくしふ」を新たに導入しました。これは、社員やアルバイトにとって働きやすい環境づくりを目指し、アナログなシフト管理からの脱却を図るものです。

導入の背景



LAUGH DINNINGは、「うみの課題を解決し、笑顔の食卓を未来につなぐ」というミッションのもと、鮮魚店を併設した飲食店の運営を行っています。しかし、昨今の店舗数の増加に伴い、従来のエクセルを用いたシフト管理では限界が見えてきていました。事務的な負担が大きく、特にアルバイトの希望をLINEで収集し、手作業でデータ入力をするプロセスは店長にとって厄介な作業でした。さらに、売上や人件費などの数値がバラバラに管理されていたため、ミスや余剰人件費の発生も課題でした。

このような状況を打破するため、同社は「DXを推進し、皆がより働きやすい会社にする」という方針を掲げ、業務のデジタル化を進めることになりました。最初のステップとして導入したのが、経営管理ツール「FLARO」で、ここから勤怠打刻や売上集計がスマートに行えるようになりました。

シフト管理の効率化



続いて導入された「らくしふ」では、シフト作成の効率化が実現。シフト希望の収集から確定までのプロセスをデジタル化し、LINEとの連携機能を強化しました。この結果、シフト作成時間が従来の約3分の1に短縮され、提出漏れも大幅に減っています。

これにより、店舗間のヘルプ調整も格段に楽になり、管理体制が効率的に機能するようになりました。また、シフト作成の際にメモ機能を活用することで、店舗全体の運営コミュニケーションの見通しが良くなるという効果も見受けられます。

人件費の適正化とマネジメント文化の改革



「らくしふ」と「FLARO」の連携により、経営効率も改善されています。各店長は、エクスポートした売上目標を基にシフトを設計することが可能となり、人件費率を意識した人員配置が実現しました。このデジタル連携が進むことで、現場のマネジメントも数字を基にしたものになり、各店舗のコスト構造を把握できるようになりました。

特に、シフト上での勤務時間が実際の勤務時間と異なる場合、その乖離を可視化し適切な人員配置の見直しが行われるようになりました。これにより、店舗ごとのコスト管理意識も高まり、全体的な意識改革が進んでいます。

今後の展望



株式会社LAUGH DINNINGの担当者は、このシステムの導入を通じて、経営指標をもとにしたシフト管理を一層強化していく考えを明かしました。今後は日別の予算を「らくしふ」と同期させることで、より一層の効率化を目指すともおっしゃっています。

彼らは、早期にDXツールを導入することの重要性にも言及。このような変革を通じて、店舗数や従業員が増えるほど、現場の混乱を防ぎ、質の高い環境作りに貢献したいとの意志が感じられます。

まとめ



LAUGH DINNINGによる「らくしふ」の導入は、ただ単にシフト管理を効率化するだけではなく、飲食業界全体の働き方改革へとつながる可能性を秘めています。今後の展開にも注目です。


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会社情報

会社名
株式会社クロスビット
住所
東京都千代田区内幸町2-1-6日比谷パークフロント 19階
電話番号
050-3188-9824

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