株式会社primeNumberが新たに展開するTROCCOセグメントビルダー
株式会社primeNumberは、東京・品川区に本社を置くデータテクノロジーカンパニーであり、最新のクラウドETL「TROCCO」を中心に事業を展開しています。2023年7月1日、同社は「TROCCOセグメントビルダー」という新パッケージを正式にリリースし、企業による顧客データプラットフォーム(CDP)の利用を本格化させました。
CDP導入の背景と課題
スマートフォンの普及や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展する中、企業は多様な顧客接点を持つようになり、これに伴いデータに基づいたマーケティングの重要性が増しています。しかし、CDPの導入には、初期投資の負担や運用コスト、既存システムとの統合にかかる時間など、多くの障壁があります。また、データを扱える専門人材が不足している現状もあり、企業はデータの力を最大限に活用できていないのが実情です。
TROCCOセグメントビルダーの特長
新たに開発されたTROCCOセグメントビルダーは、これらの課題を解決し、企業がCDPを活用しやすくするためのツールです。このパッケージは、企業が蓄積した大量の顧客データをスムーズに分類し、マーケティング活動に役立てることを可能にします。全ての機能は操作が簡単なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ベースで設計されており、SQLやエンジニアリングに詳しくないマーケティング担当者でも、使いこなすことができるのが特徴です。
セグメントビルダーを利用することで、デジタル広告やBIツール、およびマーケティングオートメーション(MA)ツールへのデータ連携が簡単になり、企業は顧客毎にパーソナライズしたメッセージ配信が可能になります。また、従来のMAツールに比べ、プッシュ限定ではなくオムニチャネル展開ができる点も注目です。これにより、より豊富な顧客接点を通じて情報を届けられるようになります。
効率化されたPDCAサイクル
TROCCOセグメントビルダーを導入することで、企業は顧客理解から施策の実行、効果検証までを迅速に行うことが可能になります。これにより限られたリソースの中でも、最大限のマーケティング効果を得ることができます。
セキュリティの強化
セキュリティ面でも、TROCCOセグメントビルダーは顧客毎に独立した環境を整え、高いセキュリティを確保。お客様のニーズに応じたセキュリティ設定が可能で、安心して利用することができます。
Looker Studioとの連携
同時に、BIツール「Looker Studio」用の広告ダッシュボードテンプレートも提供されます。これにより、広告データを視覚的に分析し、マーケティング施策の効果を向上させることが可能になります。
主な活用シーン
TROCCOセグメントビルダーの導入が特に効果的な企業としては、さまざまな顧客接点を持つデジタル企業や、頻繁にキャンペーンを展開する企業が考えられます。これらの企業は、マーケティング担当者が自らデータを操作し、迅速な施策展開を行えるため、業務効率が大幅に改善されます。
まとめ
今回のTROCCOセグメントビルダーの導入は、データを効果的に活用できる環境を企業に提供し、CDPの活用を加速する一助となるでしょう。企業のデータ活用を促進するprimeNumberの新たな一手には、今後も目が離せません。このパッケージの詳細や導入に関するお問い合わせは、公式ウェブサイトまたは担当者までご確認ください。