株式会社Recept、デジタル証明書死活状況確認機能を新たに提供開始

最近、DID（Decentralized Identifier）およびVC（Verifiable Credentials）技術を専門に扱うベンチャー企業、株式会社Receptがアプリ「proovy」に新機能を追加しました。この機能では、ユーザーが保有するデジタル証明書の死活状況を簡単に確認できるようになります。この新機能がどのようなものか、そしてデジタル証明書の重要性について詳しく見ていきましょう。

デジタル証明書とその重要性

デジタル証明書は、個人のアイデンティティや属性を証明するために使用される重要なツールです。近年、特にインターネット上での個人情報の管理と認証の需要が増す中、VC技術の標準化が進展しています。このVC技術を活用することで、ユーザーは自身の属性を安全に他者に提示することが可能です。また、モバイル運転免許証や、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書にも利用されており、ますます一般化しています。

proovyでの新機能

株式会社Receptが発表した新機能は、proovyアプリ内でユーザーが保有するデジタル証明書の状態を確認できるというものです。ユーザーはアプリを通じて自分のデジタル証明書を一元管理でき、各証明書をタップすることでその詳細情報を迅速に確認できます。

特筆すべきは、証明書が失効している場合に、その状況を一目で確認できる点です。具体的には、証明書の有効期限が切れている場合や、デジタル学生証が退学により発行者によって失効された場合など、様々なシーンでこの機能が役立ちます。

この機能の導入により、ユーザーは自らのデジタル証明書の正当性を厳密に確認することができ、デジタルアイデンティティ管理がより一層強化されるでしょう。

高い信頼性

株式会社Receptは、DID/VCを扱うパイオニア企業として、これまでも多くの業績を上げてきました。アジアで二社目となるEBSIの国際認証を取得したことや、国内初となるデータの選択的開示機能を商用サービスで提供するなど、業界の先駆けとなる取り組みを行っています。

今回の新機能も、W3Cによる標準仕様に基づいて実装されており、信頼性の高いサービスを提供することに努めています。