eSOL TRINITYがCybellum社と提携し新たな製品セキュリティを提供

eSOL TRINITYとCybellumが提携し製品セキュリティを強化



イーソルトリニティ株式会社(以下、eSOL TRINITY)が、イスラエルに本社を持つCybellum Technologies Ltd.(以下、Cybellum)と製品セキュリティプラットフォームに関する国内代理店契約を締結したことが、6日発表されました。この提携により、eSOL TRINITYは特に自動車、産業機器、医療機器の領域で、コンサルティングやエンジニアリングサービスと共にCybellumプラットフォームの販売を行います。

Cybellumの製品セキュリティプラットフォーム、通称Cybellum Platformは、製品のサイバーセキュリティリスクを適切に管理するための強力なツールです。近年の車載システムにおけるセキュリティの重要性が増す中で、特に欧州向けの法規制に適応した開発が求められています。このプラットフォームは、SBOM(Software Bill of Materials)やSIRT(Security Incident Response Team)の管理を可能にし、システムのセキュリティを高めることが期待されています。

一つの大きな特長として、Cybellum Platformはソフトウェアのバイナリコードやソースコードから高品質なSBOMを生成ができ、OSS(オープンソースソフトウェア)などの混入に起因する脆弱性も即座に特定することができます。これにより、製品が市場に出た後も脆弱性を継続的に監視し、新たな脆弱性が発生した場合にはPSIRT(Product Security Incident Response Team)にリアルタイムで通知し、適切な対応を図る機能が備わっています。

質の高い製品開発に必要なセキュリティ対策は時間と労力を必要とするため、手動での対応には限界があります。その点、Cybellumは最新の脆弱性情報データベースを運用しており、効率的な監視を実現することでエンジニアの負担を軽減します。これにより、製品開発のスピードを維持しつつ、安全性を確保することが可能になります。

eSOL TRINITYの代表取締役社長である上山伸幸氏は、今回の契約について「Cybellumとのパートナーシップにより、私たちの顧客にとって最適な提案とサービスを提供できることを大変嬉しく思っています。私たちはこれまでの豊富な経験と知識を活かし、特に車載や医療、産業機器分野において、お客様の開発効率とソフトウェアの品質向上に貢献していきます」とコメントしています。

また、CybellumのCEO、Slava Bronfman氏は「今回の提携によってデバイス製造者は、複雑なリスク管理や進化する規制に対応するための包括的なソリューションを手に入れることができます。これにより、製造業者は安心して製品を市場に送り出し、継続的に監視していくことが可能になります。」と述べています。

この提携により、eSOL TRINITYはCybellum Platformを通じて必要なサイバーセキュリティ対策を幅広く提供し、お客様のニーズに応えていく意向です。これからの日本の製品セキュリティがどう進化していくのか、目が離せません。

イーソルトリニティ株式会社について



eSOL TRINITYは、組込みシステム、エッジコンピューティングに特化した技術者集団であり、特に車載システムにおいて豊富な実績があります。彼らの提供するツールやコンサルティング、プロフェッショナルサービスの組み合わせにより、顧客のソフトウェア品質向上と開発コストの削減を実現しています。

詳しくは、eSOL TRINITYのウェブサイトをご覧ください。

Cybellum社について



Cyberllamは、さまざまなデバイスメーカーに向けて製品セキュリティに特化したプラットフォームを提供し、多くの企業がサイバーセキュリティリスクを一元的に管理しています。詳細は、Cybellumのウェブサイトをご確認ください。

会社情報

会社名
イーソル株式会社
住所
東京都中野区本町1-32-2ハーモニータワー
電話番号
03-5365-1560

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。