EMシステムズ、プレカルを子会社化
2025-09-11 15:53:07

医療DX時代に突入!EMシステムズがプレカルを完全子会社化

EMシステムズ、プレカル子会社化の背景と展望



株式会社EMシステムズは、2025年9月11日に開催される取締役会において、株式会社プレカルの全株式を取得することを決議しました。この重要な決定は、近年の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中で、政府のレセプトコンピュータ(レセコン)の標準化や、医療分野における深刻な人手不足を背景にしています。このような外部環境の変化に対応するため、レセコンは業務効率だけでなく、付加価値提供への進化が求められるようになっています。

EMシステムズは、従来より薬局向けにレセコンおよび電子薬歴を供給してきた実績がありますが、この潮流に対応するために事業の強化が必要とされていました。プレカルは、そのビジョンとして「誰もが長寿を楽しみ、天寿を全うする社会を実現する」ことを掲げています。彼らは、薬局が抱える経済的、人的、時間的な課題を解決するために、クラウド型のレセコンや処方箋の自動入力サービスを提供しており、その結果、業務効率は大幅に向上しています。

プレカルの技術力とEMシステムズの戦略



EMシステムズがプレカルの完全子会社化を決めた理由には、同社の高い技術力とユーザー体験(UX)に対する重視した開発思想が存在します。クラウドネイティブなサービス開発とは、現代の医療業界において非常に重要な要素ともいえるでしょう。これにより、両社が持つ専門性を組み合わせることによって、更なるシナジーが生まれることが期待されています。

今後、EMシステムズは、プレカルのクラウドサービスを活用し、薬局向けに提供するサービスを高度化していく方針です。具体的には、従来のレセコン事業のノウハウと販売チャネルを活用して、プレカルの新しいサービスを統合し、薬局における付加価値の高いサービスを実現することを目指します。

業務の効率化と新たな事業機会の創出



さらに、EMシステムズは、プレカルの処方箋自動入力サービスを自社の既存製品に組み込むことで、単なるレセコンの提供にとどまらず、薬局経営を支援する包括的なソリューションへと進化させることを計画しています。この新たな取り組みにより、薬局業務の効率化はもちろん、医療の質の向上にも寄与することでしょう。

両社は、医療現場が直面するさまざまな課題の解決に向けて、協力して取り組む姿勢を持ち続けることで、患者一人ひとりに最適化された医療サービスの提供を目指していきます。これにより、未来の医療業界における新たな可能性を広げることが期待されています。

株式会社の概要



EMシステムズ
  • - 所在地: 大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1 新大阪ブリックビル
  • - 設立: 1980年
  • - 代表取締役: 國光 宏昌
  • - 事業内容: 調剤システム事業、医科システム事業、介護/福祉システム事業など
  • - 公式ウェブサイト

プレカル
  • - 所在地: 東京都渋谷区神宮前1-10-9 オンデンフラット302
  • - 設立: 2019年
  • - 代表取締役: 大須賀 善揮
  • - 事業内容: 処方箋自動入力サービス、プレカルレセコンなど
  • - 公式ウェブサイト

この動きがどのように医療の未来を形作るのか、ますます注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社 EMシステムズ
住所
大阪府大阪市淀川区宮原1-6-1新大阪ブリックビル
電話番号
06-6397-1888

トピックス(経済)

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