日本ケアテック協会
2020-11-12 10:02:14

介護分野の未来を切り開く!日本ケアテック協会設立の意義とは

介護分野の未来を切り開く!日本ケアテック協会設立の意義とは



介護業界に革新をもたらす一般社団法人、日本ケアテック協会が設立されました。本日より、これに賛同する会員の募集も開始されています。ケアテックという新しい概念は、介護(Care)とテクノロジー(Technology)を融合させるもので、AIやIoTなどの先端技術を駆使して科学的根拠に基づいた介護の向上を目指します。

設立の背景



日本の人口構造は急激に変化しています。高齢者の割合は年々増し、2065年には65歳以上が38.4%、75歳以上が25.5%に達すると言われています。このような状況下で、介護需要は上昇する一方で、介護人材の供給不足は深刻で、2025年には37.7万人の介護人材が不足すると予測されています。このままいけば、介護業界の労働環境はますます厳しさを増すでしょう。

テクノロジーの重要性



介護業界でのICTやAIの利用は、現状あまり進んでいません。他の産業に比べて、福祉関連の中小企業はICTの導入が遅れており、その結果として介護の質の向上が難しくなっています。この課題を解決するためには、介護事業者とケアテック事業者の連携が必要です。テクノロジーを活用することで、生産性を高め、現場に即した介護を実現するための取り組みを進められるのです。

協会の目的と活動方針



日本ケアテック協会は、介護事業者とケアテック事業者の架け橋となることを目的としています。以下のような活動を通じて持続可能な介護の実現を目指します。

1. ケアテックの社会実装の推進:介護現場でケアテックを活用しやすい環境を整備します。
2. 調査・提言活動:ケアテックの利用促進に向けた調査を行い、業界の意見交換を行います。
3. 啓発事業:介護業界で優れた業績をあげる事業者を表彰するアワードを実施し、業界全体の底上げを図ります。

組織の概要



協会の代表理事には株式会社ウェルモの代表である鹿野佑介氏が就任し、専務理事には株式会社ビーブリッドの竹下康平氏が就きます。理事陣には医療、法律、ITなど多様なバックグラウンドを持つ専門家たちが名を連ねています。これにより、異なる視点から介護業界の課題にアプローチし、テクノロジーを駆使したソリューションの提供を目指します。

会員制度について



日本ケアテック協会は法人や個人向けの会員制度を設けています。特にケアテック事業者や介護事業者が参加しやすい環境を整えており、活動を共にすることでネットワークを広げ、情報や技術の共有を促進します。

介護分野の未来へ



高齢化が進む日本において、持続可能な介護の実現はますます重要な課題となります。日本ケアテック協会の設立により、介護とテクノロジーが融合し、新しい介護の形が生まれることが期待されます。協会の活動を通じて、介護分野における革新がどのように展開されていくのか、今後の動向から目が離せません。

会社情報

会社名
一般社団法人日本ケアテック協会
住所
東京都港区白金1丁⽬17-3 NBFプラチナタワー 14F
電話番号

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