アスエネがNZeroを買収
2025-05-12 19:22:14

アスエネがクライメートテック企業NZeroを完全子会社化し脱炭素の新時代へ

アスエネが米国クライメートテックのNZeroを完全子会社化



アスエネ株式会社(本社:東京都港区)が、米国に拠点を持つクライメートテック企業NZero, Inc.の全株式を取得したことが2023年に発表されました。アスエネは、GHG(温室効果ガス)排出量のリアルタイム可視化とAIを活用したエネルギーマネジメントクラウドを提供しているNZeroをグループに迎えることで、日米両市場における脱炭素の取り組みを加速させることを目指しています。

NZeroの取得は、特に米国の環境政策が転換期を迎える中、エネルギーコストと排出量の両立解決に向けた重要な一手となります。とりわけ、米国では州や地方自治体、さらには民間セクターにおいて、気候変動に対する危機感が高まっており、自主的に脱炭素化の方向性を打ち出す動きが見受けられます。NZeroは、AI技術を駆使したエネルギーマネジメントとGHG排出量の可視化によって、各企業が持つ環境負荷の低減を支援しています。特にカリフォルニア州やニューヨーク州などでは、連邦政府の影響を受けずに自らの排出削減目標を設定し、それに基づく再生可能エネルギーの導入が進められています。

NZeroの強みとは



NZeroは、1時間ごとに電力やガスなどのユーティリティデータを自動収集し、リアルタイムでデータを可視化することができます。この高精度なデータ分析技術を使うことで、企業は実行可能な削減施策のシミュレーションも行える機能を持っています。これにより、エネルギーコストの最適化とGHGの削減を同時に実現することが可能となります。米TIME誌による「Best Inventions 2022」に選ばれるなど、NZeroの技術は米国で高い評価を受けています。

また、アスエネはアジアにおいてCO2排出量の見える化事業でトップクラスの実績を誇ります。NZeroの技術とアスエネのビジネスモデルが結びつくことで、グローバルな脱炭素支援に向けての強力なプラットフォームが構築されることは間違いありません。

グループジョインを通じた目指すビジョン



今回の提携により、アスエネは日本を始めとするアジア市場での強みを生かしつつ、NZeroの技術力と米国における導入実績を組み合わせることで、さらなる事業拡大を図ります。両社が共同で進めることで、企業や政府向けに高品質な脱炭素クラウドソリューションを提供する目標を掲げています。

アスエネの代表取締役CEO兼COOの西和田浩平氏は、「この度のNZero社のグループ参画は、アスエネにとって初の海外M&Aであり、グローバルなクライメートテック企業への重要なステップです。双方の強みを活かし、日米の企業や団体に向けた脱炭素市場を一層拡大させていく考えです」と語っています。

NZeroのCEO、Josh Weber氏もまた、アスエネグループの一員となることを喜び、両社間でのシナジーを強調しています。環境負荷削減に向けて「より実践的なソリューション」を提供できる自信を表明しています。

この連携によって、今後のエネルギーマネジメント業界における新たな地平が開かれることが期待されます。アスエネとNZeroの連携は、単なるM&Aではなく、未来の持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
アスエネ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-10-5KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
電話番号

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