春を感じる美味しさ、金沢の特別鯛御膳が登場

春を感じる金沢の特別鯛御膳

北陸の春の味覚をふんだんに盛り込んだ「春の金沢づくし鯛御膳」が、2025年4月1日より、ホテル金沢の1階レストラン「DINING TSUZUMI」で提供されます。この御膳は、春の訪れを告げる日本海の真鯛と、豪華な北陸産の甘鯛を贅沢に使用した料理群です。色彩鮮やかな桜の季節にぴったりのメニューとして、特別に仕上げられています。

高級魚「甘鯛」とは

「甘鯛」はその美しい桜色の姿から、古くから高級魚とされてきました。中深海の貴婦人とも称され、美味しさに定評があります。スズキの仲間でありながら、その名には高級魚「真鯛」の名にあやかろうとする意味合いも含まれています。ホテル金沢では、この甘鯛を最大限楽しむための郷土料理や独自の調理法が施された御膳を用意しました。

春の金沢づくし鯛御膳の内容

この御膳では、甘鯛のうろこ揚げがメインディッシュとして登場します。唐蒸し風のあんかけとともに提供されるこの一品は、油で揚げることでサクサクとした食感を楽しめるだけでなく、その見た目はまるで開花した桜のような美しさを誇ります。さらに、石川県産のきくらげや筍を取り入れたおからにのせて、深みある餡で仕上げられる一体感ある味わいに仕上げられています。

お造りには、海の幸である真鯛を使用。香り豊かな木の芽や味付けした黄身、梅肉の香煎が彩りを添え、一口ごとに日本海の恵みを感じられます。また、金沢名物の「鴨の治部煮」も含まれており、出汁から丁寧に作られた鴨肉と旬の加賀野菜が組み合わさることで、独特の風味が楽しめます。

主食には、真鯛を使った釜めしがあり、焼き上げた真鯛の切り身が豪快にのせられ炊き上げられます。まずはそのままで、次にお好みの薬味と共に味わうことで、異なる風味の変化を楽しむことができます。最後は料理長が特製したごまだれ出汁を加えて、茶漬けにして三段階で楽しめる一品です。