港区が進める教育DXと画像素材の利用
東京都港区は2025年2月3日から、ACワークス株式会社が運営するイラストACや写真AC、デザインACを地域の公立幼稚園・小中学校へ導入することを発表しました。その背景には、著作権侵害やトラブルの増加があると言います。特に、学校だよりや地域広報誌でインターネット上の画像を無断使用する事例が増え、訴訟問題に発展するケースも見受けられます。これに対抗すべく、ACワークスが提供するサービスは、教育現場において安心して利用できる素材を提供します。
港区との連携協定
この取り組みは、文部科学省が推進する教育DXの一環として実現しました。港区教育委員会の担当者は、連携協定に基づいたイラストやテンプレートの利用が教員の負担軽減につながるとコメントしており、今後の積極的な活用を期待しています。イラストACや写真ACでは、素材の著作権がACワークスに帰属するため、利用者は簡単に規約に従うことでトラブルを回避できます。
デザインACの特徴
無料で使用できるデザインツール「デザインAC」では、日本人向けのテンプレートが多数用意されており、ウェブ上で手軽に編集が可能です。例えば、学校や園が発行する文書やポスター、チラシを一から作成する必要がなく、文言を差し替えるだけで魅力的なデザインができます。作成したデータはマイページに保存できるため、再利用や他者との共有もできます。
法人向け有料プランの利用状況
現在、法人向けの有料プランの導入企業が2500社を超え、需要の高さが伺えます。法人プランに加入することで複数人での利用が可能となり、広告非表示機能も備わっています。また、2500社突破を記念したキャンペーンも2025年4月10日まで行われています。このように、教育やビジネスの双方で画像素材の活用が広がっていることが特徴です。
ACワークスの理念とサービス
ACワークスは、デザインに関するニーズに応える企業として「デザインしたい」を叶えることを理念に掲げています。近年ではAI技術にも注力しており、デザインに役立つ機能の開発や公開も行っています。既存の運営サイトには、「デザインAC」「イラストAC」「写真AC」などがあり、会員数は1400万人を超えています。教育現場での導入が進む中、これからも多くの学校や園で活用されることが期待されています。
これらを通じて、東京都港区は教育現場をより良いものにするための努力を続けていきます。