MIGと日野コンピューターシステムの提携
MIG株式会社(代表取締役社長:甲斐英隆)は、日野コンピューターシステム株式会社(代表取締役社長:輿水 学)との間でパートナー契約を結んだことを報告しました。今回の提携により、MIGが提供する認知症予防プログラム「Brain100 studio」の普及が加速することが期待されています。
認知症問題の深刻さ
認知症は現在、社会的に大きな問題として浮上しています。推定される社会コストは年間14.8兆円に上り、その課題解決には治療や介護だけでは不十分と言われています。特に40代からの予防活動が重要であり、早期検査でも異常が見つかりにくいため、予防に向けた取り組みが求められています。
MIGの「Brain100 studio」
MIGが提供している「Brain100 studio」は、脳健康を測定するためのVRプログラムです。このプログラムは、アルツハイマー病の早期段階を発見することが可能であり、従来の検査方法よりも早く異常を検知できる先進的な技術です。アルツハイマー病は認知症の中でも特に多くを占めており、その早期発見が重要です。
日野コンピューターシステムとの連携の狙い
日野コンピューターシステムは運送業界を支える物流ソリューションを展開している企業であり、今回のパートナーシップにより物流と人流の業界において従業員の健康づくりをサポートし、認知症リスクを軽減することを目指しています。この取り組みによって、物流2024問題の解決にも寄与することが期待されています。
輿水社長と甲斐社長のコメント
輿水 学社長は、「MIGとのパートナー契約を締結でき、嬉しく思います。交通事故のゼロを目指し、ITを駆使して社会課題の解決に取り組みます。」と述べています。一方、MIGの甲斐英隆社長は、「この提携により、脳機能のリスクを低減し、認知症患者が医療を受けるタイミングを逃さないための環境を提供することを目指します。」と語っています。
ブレインヘルステストについて
MIGの「Brain100 studio」では、最先端のVR技術を使った簡単なテストを行います。このテストは約8分間で終了し、参加者は空間ナビゲーション能力を測定されます。これはアルツハイマー病の初期段階を見極めるための重要な指標となります。楽しみながら受けることができるため、好評を得ています。
今後の展望
MIGは今後も認知症予防に向けたさまざまなサービスをともに提供し、医療機関との連携も強化していく予定です。脳健康を維持し、認知症発症のリスクを軽減することを通じた社会貢献は、両社にとって目的の一つです。これにより、多くの人々に安全で充実した生活を提供できる環境を整えていくことを目指しています。
会社概要
MIG株式会社は2017年に設立されたベンチャー企業で、脳健康VR測定を中心とした認知症予防サービスを提供しています。今後の展開に注目です。