国産SAF製造設備完成
2025-03-07 11:36:29

国産SAF製造設備が完成!持続可能な航空燃料の未来を拓く

国内初の国産SAF製造設備の竣工



2025年3月6日、日本の航空業界に新たな風が吹き込むことが期待される国産SAF(持続可能な航空燃料)の製造設備がついに完成しました。この歴史的なイベントは、コスモ石油株式会社、日揮ホールディングス株式会社、及びレボインターナショナルの3社が共同で設立した合同会社「サファイア スカイ エナジー」主催にて行われました。

竣工式の様子


オンラインだけでなく、実際にテープカットの瞬間を共有することができたこの竣工式には、各社の代表者や関係者が集まりました。コスモエネルギーホールディングスの代表取締役社長 山田 茂氏、日揮HDの代表取締役会長CEO 佐藤 雅之氏、そしてレボインターナショナルの代表取締役CEO 越川 哲也氏などが出席し、国産SAF普及の礎となるこの事業の未来に思いを馳せました。

来賓として経済産業省、国土交通省、さらには地元堺市の市長が出席し、プロジェクトの成功を祈る熱いメッセージを送りました。このような多くの方々が、国産SAFの重要性を理解し、その普及を後押ししてくれる姿勢に感謝の念が込められました。

祝賀会の開催


竣工式後には祝賀会が行われ、「Fry to Fly Project」の関係者も招待され、参加メンバーからの喜びのコメントがありました。プロジェクトに関わることができた誇り、その成果と目標に向けた決意が語られ、参加企業の熱意が伝わってきました。

SAFの意義と今後の展望


この国産SAF製造設備の完成は、日本国内初の大規模なSAF量産化に向けた大きな一歩です。2020年から事業化に向けた検討を重ね、2022年に設立されたサファイア スカイ エナジーは、2025年には年間約3万キロリットルを航空会社に供給する計画です。これにより、廃食用油を原料としたSAFの製造・供給体制が日本国内で確立され、航空業界の環境負荷軽減に寄与することが見込まれています。

利用されるSAFは、国際的な認証であるISCC CORSIAを取得しており、品質や持続可能性に対する信頼も高まります。さらに、NEDOの支援を受けた事業として、地域社会や環境への配慮がしっかりと反映されています。

地域や社会との連携


また、このプロジェクトはただの製造プロセスを超え、地域の家庭や飲食店から出る廃食用油を利用したリサイクルシステムの構築にも力を入れています。「Fry to Fly Project」が始まったことで、多くの企業や自治体が協力し、資源循環の意識が高まりつつあります。現在、約200の参加メンバーがこの取り組みに加わり、全国規模でのSAF認知拡大が進行中です。

持続可能な航空の未来に向けて


サファイア スカイ エナジーおよび参加企業は、今後も連携を深め、持続可能な未来の実現に向けた取り組みを推進していきます。国産SAFの製造・供給がもたらす新たな価値は、多くの人々にとって身近なものとなり、環境に優しい航空旅行が可能となる日も近いでしょう。これからの航空業界と選択肢の広がりに期待が高まります。


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会社情報

会社名
コスモエネルギーホールディングス株式会社
住所
東京都港区芝浦一丁目1番1号
電話番号

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