アプリプラットフォームを提供する株式会社ヤプリが、高度なセキュリティと利便性を兼ね備えた「SAML認証基盤システム」の開発を発表しました。この新たなシステムは、企業が求めるID管理とアプリ導入の課題を解決するものです。
開発の背景
これまで、大企業が独自のセキュリティポリシーに基づいたSAML認証をアプリに導入するには、個々の企業が開発を行うスクラッチ開発が必須でした。このプロセスは一般的に1,000万円規模の費用がかかり、数ヶ月の期間を必要とするため、多くの企業にとっては大きな障壁となっていました。しかし、ヤプリが手がけた「SAML認証基盤システム」では、シンプルな管理画面での設定のみで、世界標準プロトコルであるSAML 2.0に対応。これにより、Microsoft Entra IDやOktaなど主要なIdPとの迅速な連携が可能に。
システムの特徴
新しいSAML認証基盤システムには、数々の優れた特徴があります。
1. セキュアなシングルサインオン(SSO)
社員はMicrosoft Entra IDのアカウントを使いアプリにログインすることができ、個別のパスワードを管理する必要がなくなります。これにより、セキュリティと利便性が両立しました。
2. Yappli CRMとの連携によるパーソナライズ
SAML認証時に収集された属性情報(所属や役職など)は「Yappli CRM」に格納され、個々の社員に最適化された情報を提供。これによって、社内ニュースやスケジュールなどのコンテンツが社員一人ひとりのニーズに合った形で届きます。
3. 運用負荷の軽減
数万人規模のユーザー管理をID基盤側で一元化することができ、入退社に伴うアカウント停止も即座に反映されるため、運用コストの大幅削減に成功。
導入事例
この新システムは、日本電気株式会社(NEC)の国内社員が利用する社内ポータルアプリに採用されました。Microsoft Entra IDを用いたシングルサインオン機能と、属性情報を活用したパーソナライズ配信が実現されています。NECの経営システム統括部の佐藤様は、「数万人が利用するアプリにとって、SAML認証は必須機能でした。ヤプリさんは素早く対応してくださり、本当に感謝しています」とおっしゃっています。今後、スマートフォンから様々な業務を効率的に行えるアプリへの進化を目指すとのことです。
ヤプリのミッション
株式会社ヤプリは「デジタルを簡単に、社会を豊かに」というミッションのもと、企業と顧客・従業員の体験を結びつけるデジタルエクスペリエンスプラットフォームを提供しています。ノーコードアプリ開発プラットフォーム「Yappli」に加え、次世代Web構築やLINEミニアプリの開発など、様々なサービスを展開。すでに1,100社以上に導入されています。
この新しいSAML認証基盤システムは、企業にとってのデジタルシフトを加速し、より便利で安全なアプリ活用の実現をサポートします。