ナガク株式会社への投資が地域経済に新たな風を吹き込む

フューチャー・ベンチャーキャピタル株式会社（FVC）は、長野県内の金融機関と協力し、信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合（通称：信州SSファンド）からナガク株式会社に対して投資を実施しました。この取り組みは、地域の経済活性化及び新しい雇用創出を目的としており、モノを長く使うカルチャーを普及させることが期待されます。

ナガク株式会社について

ナガクは、長野市に本拠を置くスタートアップ企業で、「修理する権利」に着目したマッチングプラットフォーム「ナガク」を提供しています。このプラットフォームは、物の修理を希望する人と、修理の専門家であるプロを結びつける仕組みを持っています。ユーザーは、リペアの事例を検索したり、プロに修理を依頼することができるため、物を長く使うことの重要性がより広まりつつあります。

ナガクの立ち上げは2023年8月と、まだ新しい企業ですが、すでに多くの関心を集めており、特に環境問題の意識が高まる中で、そのビジネスモデルは注目されています。これにより、「モノが長く使われる社会」の実現に向けた一歩を踏み出すことができたと言えるでしょう。

信州スタートアップ・承継支援ファンドについて

信州SSファンドは、長野県と地域金融機関が共同で設立したファンドで、創業や第二の創業期にある企業、さらには後継者問題を抱える企業に対して資金を提供することを目的としています。このファンドによって、地域経済の発展ではなく、地域に新たな雇用を生み出すことを目指しています。FVCは単に資金を供給するだけでなく、企業の成長を促進するためのさまざまな支援も行っており、事業育成や人材育成にも力を入れています。

フューチャー・ベンチャー・キャピタル株式会社について

フューチャー・ベンチャー・キャピタルは、京都市に本社を置き、地域のスタートアップ企業を支援することに特化した独立系ベンチャーキャピタルです。「地方創生ファンド」や「CVCファンド」など、幅広いファンドを駆使して地域経済の活性化に取り組んでいます。また、特定の投資領域に焦点を当てた「テーマ型ファンド」を利用し、業界全体の活性化にも力を注いでいます。

現在、FVCは、地域の起業家を応援するだけでなく、長期的な事業継続に向けた支援も行っており、事業コンサルティングや人材育成も展開しています。