革新輸送モデル実証
2025-07-11 15:26:27

自動運転トラックと貨物鉄道の革新、関東-九州間での往復実証開始

自動運転トラックと貨物鉄道の画期的な実証開始



2025年7月14日から、東罐ロジテックをはじめとする4社が、自動運転トラックと貨物鉄道を融合させた「モーダルコンビネーション」に関する実証実験を行います。この取り組みは、関東-九州間での初の「往復」輸送を目指しており、物流の新たな可能性を探るものです。

「モーダルコンビネーション」とは


この「モーダルコンビネーション」では、トラックと鉄道の相互利用を深めることで、環境負荷を減らし、効率的な物流を実現することが狙いです。4社は、モーダルコンビネーションの研究を2024年11月から開始し、、その成果を基に新しい輸送モデルの確立を目指しています。

自動運転トラック技術を持つT2と、全国に広がる貨物鉄道網を持つJR貨物の協力により、双方の強みを最大限に活かします。自動運転トラックの導入により、効率的かつスムーズな貨物運送が可能になることで、物流業界が抱える課題の解決が期待されています。

実証の具体的な内容


今回の実証では、31フィートタイプの共用コンテナが使用され、厚木工場から大阪、福岡へと運ぶ流れが設定されます。往路では、自動運転トラックが神奈川県の厚木から大阪府へ輸送し、その後JR貨物が貨物列車で福岡まで運びます。復路では逆に、福岡から大阪までが貨物列車で輸送され、最後に自動運転トラックが埼玉の営業所まで届ける予定です。

この実証実験には、全通が集荷・配達を担い、各企業が役割を分担することで、より効率的な物流が実現されます。

環境への配慮と持続可能な物流


自動運転トラックと貨物鉄道の連携強化は、環境への配慮とともに、労働環境の改善にも寄与します。物流業界の急務でもある人手不足解消に向けた重要な一手となるでしょう。東罐興業は、自社の商品を輸送するだけでなく、品質の検証も実施し、持続可能な社会の構築を目指した取り組みを強化しています。

未来の展望


2027年からは、さらに高度なレベル4自動運転トラックの導入が予定されており、これによりより一層効率的な物流システムの構築が期待されています。これにより、将来的には無人での運転が実現し、物流のさらなる発展につながることでしょう。

この実証が成功すれば、日本国内での物流業界は大きく変わるかもしれません。今後の進展に注目です。


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会社情報

会社名
東洋製罐グループホールディングス株式会社
住所
東京都品川区東五反田二丁目18番1号大崎フォレストビルディング
電話番号
03-4514-2000

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