ファクトチェックAI開発
2025-07-17 14:29:14

日本語ファクトチェック特化型LLMの研究開発がGENIAC第3期に採択

日本語ファクトチェック特化型LLMとAIエージェントの研究開発



NABLAS株式会社が、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主導する国内生成AI開発の推進プログラム「GENIAC」の第3期において、日本語のファクトチェックに特化したLLM(大規模言語モデル)とAIエージェントの研究開発が採択されました。これにより、NABLASは報道機関や行政機関における偽情報対策の実施を目指し、社会において信頼性の高い情報確認技術の普及を進めます。

GENIACについて



GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は、日本国内での生成AI技術の向上とその社会実装を目的としたプロジェクトです。この取り組みでは、基盤モデルの開発を支援するための計算資源が提供され、またAIの利活用に向けた実証調査も行われます。特に、生成AIに関する研究や開発が進む中で、フェイク情報の拡散を防ぐための技術的解決策が求められています。

研究開発の概要



NABLASが提案したプロジェクト「Factcheck RMとエージェントの開発研究」では、日本語に特化したファクトチェックのためのモデルを開発し、そのモデルを活用したAIエージェントによる真偽判定やレポート作成の自動化を目指しています。この取り組みでは、実際の報道機関であるテレビ朝日と連携し、現場での利用を想定した実証実験も行います。

実施期間は2025年8月から2026年2月までを予定しており、ファクトチェックと偽情報対応の新たなソリューションの実用化を目指します。これにより、報道機関における正確な情報の提供が可能になり、視聴者の信頼を得ることが期待されています。

NABLAS株式会社について



NABLAS株式会社は、東京大学発のベンチャー企業であり、AIに特化した研究開発と人材育成を行っています。彼らのミッションは「Discover the gradients, Towards the future」であり、次世代を支える技術やサービスの創出に取り組んでいます。具体的には、AI技術の教育プログラムやコンサルティングサービスを通じて、多様な企業に対してAI技術の導入を支援しており、社会におけるAIの有効活用が進められています。

結論



NABLASの取り組みは、報道の分野でのAIの活用を促進し、フェイクニュースの問題に立ち向かうための重要な一歩です。技術の進化が進む中、信頼性の高い情報を提供するための努力は、今後ますます重要になるでしょう。

今後の研究開発の進展が期待され、実社会での実用性が問われる中で、NABLASはその最前線を走り続けます。


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会社情報

会社名
NABLAS株式会社
住所
東京都文京区本郷6-17-9 本郷綱ビル 1F
電話番号

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