ロームの新TP-PFCコントローラ
2026-10-27 10:23:12

ロームが開発した新型TP-PFCコントローラで電源効率を大幅改善

ローム株式会社が新型TP-PFCコントローラを開発



ローム株式会社(本社:京都市)は、エネルギー効率が高く小型のAC-DC電源の実現に寄与する新しい「Totem Pole PFC (TP-PFC)」コントローラIC「BM85060FV」を発表しました。この製品は、高周波スイッチング技術を搭載し、GaN (ガリウムナイトライド) HEMTに対応して、MHz帯での動作が可能です。

99%の変換効率を実現



新しいTP-PFCコントローラ「BM85060FV」は、主に300~500WクラスのAC-DC電源において、99%という高い変換効率を実現します。これにより、エネルギー損失を大幅に削減し、同時に発熱の抑制も図れます。高速なスイッチングが可能なため、周辺部品の小型化が進み、電源回路自体の省スペース化にも寄与します。

ロームによると、無負荷時の消費電流は150μAに抑えられており、一般的な製品と比較して70%も低減されています。これにより、待機電力の削減が進み、エネルギー効率に関する最新の規制(DoE Level7やCoC Tier2)を満たす電源システムの構築が可能になります。

設計負担を軽減



また、BM85060FVは雷サージ対策回路など、AC-DC電源に必要な各種保護機能も内蔵しています。これにより、設計者の負担が軽減され、システムの信頼性を向上させることが期待されます。新製品の販売は2026年10月から始まる予定で、サンプル価格は670円(税抜)です。

オンライン販売への対応



BM85060FVは、ROHM Online StoreやArrow.com、DigiKey、Mouserなどのオンラインプラットフォームでも購入が可能です。また、このコントローラICを利用した330W出力のTP-PFC評価ボードも用意されており、高効率のAC-DC電源開発をサポートします。

AC-DC電源の重要性



近年、ACアダプタや各種民生機器、さらには小型産業機器では高機能化が進んでいます。その一方で、より小型かつ省エネルギーな設計が求められるようになり、エネルギー効率に対する要求は高まっています。特に、従来のシリコンベースのパワー半導体に比べて、GaN HEMTの高周波スイッチングが大きな利点を持っており、この技術の普及が期待されています。

今後の展開



ロームは、今後もGaN HEMTやその性能を最大限に引き出すアナログICを用いて、パワーソリューションを提供することに注力し、電子機器のさらなる小型化と省電力化に貢献していく考えです。今後の製品展開から目が離せません。


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会社情報

会社名
ローム株式会社
住所
京都府京都市右京区西院溝崎町21
電話番号
075-311-2121

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