BIPROGYとbooost technologies社が提携
BIPROGYが、温室効果ガス排出量の情報開示支援を強化すべく、booost technologies株式会社との資本業務提携を締結しました。この提携は、脱炭素経営を推進し、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となります。
提携の背景
温室効果ガスの排出量を開示する企業が増える中、特に東証プライム市場における上場企業には、温室効果ガス排出量の開示義務化が検討されています。この流れは全ての上場企業およびそのサプライチェーンに広がり、GHG(温室効果ガス)排出量の可視化や管理が求められています。この市場は今後も拡大が見込まれ、企業はデジタル化を進める必要があります。
提携の目的と戦略
BIPROGYグループは「BIPROGYグループ経営方針(2024‐2026)」に基づき、脱炭素社会の実現を目指した事業開発に取り組んでいます。特に、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)およびGX(グリーン・トランスフォーメーション)の分野でのビジネス拡大を図っています。booost technologiesが提供するプラットフォームを活用することで、GHGの排出量を可視化し、企業への支援を強化することが狙いです。
booost technologiesのサービス
booost technologies社は、以下のようなサービスを提供します:
- - booost GX:GHG可視化やカーボンオフセットなど、排出量を見える化するツール。
- - booost ESG:ESGデータの可視化や改善支援。
- - booost Supplier:サプライチェーン全体のESGデータを把握するためのツール。
これらのツールを通じて、企業は持続可能な経営を実現するための指標を明確にすることができます。
今後の展望と取り組み
BIPROGYグループは、2030年を見据えた「Vision2030」に基づき、環境貢献課題に対応し、脱炭素経営を一層進化させていく方針です。booost technologiesの「Sustainability ERP」を通じて、気候関連情報の開示を行い、企業が自らのGHG排出量を把握できるようにサポートします。
この取り組みにより、課題の洗い出しやノウハウの蓄積、そして新たなサービスの創出に取り組みます。詳しくは、BIPROGYの公式サイト及びbooost technologiesのサービスを是非ご確認ください。
まとめ
BIPROGYとbooost technologiesの提携は、脱炭素社会を実現するための新たな取り組みです。企業の社会的責任が高まる中、気候変動に対応した経営はますます重要になってきています。今後の動向に注目が集まります。