丸井グループが「なでしこ銘柄」に8年連続で選定
株式会社丸井グループは、経済産業省が選定する「なでしこ銘柄」に8年連続で選ばれ、特に女性の活躍推進に積極的に取り組む企業としての評価を受けています。一体、どのような取り組みがこの成果を導いたのかを見ていきましょう。
「なでしこ銘柄」とは
「なでしこ銘柄」は、女性の活躍推進に優れた上場企業を選定し、投資家にとって魅力的な銘柄として紹介することで、企業への投資を促進しようとする取り組みです。平成24年度から経済産業省と東京証券取引所が共同で実施しており、今年度は267社がエントリーしました。
女性の活躍を支えるには、採用から登用までの一貫したキャリア形成支援と、男女とも働きや子育てを両立させる環境づくりが重要です。これらのことを両輪で行う企業が「なでしこ銘柄」に選ばれます。
注目企業の選定基準
丸井グループは、特に特徴的な取り組みを行う企業として「注目企業」にも選定されました。これは、男女間賃金格差の是正を目指す取り組みや、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DE&I)の推進、女性従業員の健康に関する対策など、多岐にわたります。これにより、特に賃金格差の問題意識を持ち、具体的な施策を進めている点が評価されました。
丸井グループの取り組み
当社は、意思決定層の多様性を高めることを目指し、「女性イキイキ指数」を設定しています。2025年度を目標に、積極的に女性の地位向上を図る取り組みを続けています。
特に、男女の性別役割意識を取り除くことに注力し、キャリア・デザインプログラムを通じて、26歳の男女を対象に肉体的、精神的な両面からのサポートを行っています。
また、男性の育児休業取得促進に向けた取り組みも進めており、社員が気軽に育休を取得できる環境づくりを実施。実際に、2021年度の男性産休取得率は51%から2023年度には97%へ、1カ月以上の育休取得率も2%から52%まで向上しました。
さらに、これらの施策によって、6年連続で男性の育休取得率が100%を達成しました。市販の休業取得のショートルールも改善し、職場復帰後の支援体制を強化しています。
今後の展望
今後も「女性イキイキ指数」に基づいたPDCAサイクルを経て、より多様な意思決定層を形成することにより、創造的かつ持続可能な組織を目指します。ここの部分こそが、丸井グループが長期にわたり「なでしこ銘柄」に選ばれる理由なのです。
このような取り組みを進め、同社はさらなる革新と成長を目指していきます。興味を引く取り組みが続く未来に目が離せません。