新しい童話の創造を目指す「角野栄子あたらしい童話大賞」
2025年4月25日から7月31日まで、株式会社ポプラ社が主催する「角野栄子あたらしい童話大賞」の参加募集が開始されます。この大賞は、著名な児童文学作家の角野栄子さんを審査委員長として迎え、5〜8歳の子どもたちを夢中にさせる「もっとあたらしい」童話を広く募集するものです。
審査委員長、角野栄子の想い
角野栄子さんは、75歳とは思えないエネルギーと感受性で、45年以上も幼年童話の創作を行ってきました。彼女は、こどもたちにとってひとりで読み通す楽しさを大切に思っており、そんな特別な体験を提供する作品を求めています。
彼女は「童話らしい童話でなくともかまわない。自由な発想で子供たちを魅了する表現を期待しています」と語り、応募者はプロ・アマを問わず、作品のスタイルも自由であることを強調しています。
応募条件と詳細
この賞うけるためには、作品は商業出版未発表のものでなければなりません。また、書き手の年齢やバックグラウンドは問われず、作家デビューを果たしている方、ゲームやアニメ、デザインの業界に関わるクリエイター、さらには学生も参加できます。
大賞の内容
大賞には50万円と、受賞後は専任の編集者がつくことで幼年向けの書籍としての刊行も見込まれます。特設サイトでは、クリエイター応援のためのコンテンツも掲載されています。昨年に引き続き「角野栄子の創作10か条」も公開されました。
この10か条により、クリエイターたちが自分自身の創作を見つめなおすための助言が与えられます。
募集要項のポイント
- - 大賞は、文章のみの作品(4000字〜8000字)またはイラストを含む作品が対象。
- - 応募は郵送またはWEBでの受付が可能。
- - 受賞対象は、審査に通過した作品のみ。
角野栄子のクリエイティブな思想
この大賞の意義は、特定の「子ども向け文学」という枠にとらわれず、クリエイターが持つ個々のアイディアや印象を自由に表現できることです。角野栄子さんは、自らの作品制作の過程を大切にし、常に楽しく、自由に書くことを推奨しています。「書き直すことを楽しむ」ことも重要なポイントで、これにより良い作品が生まれると彼女は信じています。
今後の展望
今年も昨年以上に多くの応募が期待されています。興味のある方はぜひ応募を検討してみてください。また、特別審査委員の発表や授賞式についても注目が集まります。展示される作品や選考過程も、多くの人々の心を打つことでしょう。
「角野栄子あたらしい童話大賞」は、新しい表現を追求する機会として、すべてのクリエイターにとって意義深い挑戦となります。このチャンスを逃さず、あなたの「もっとあたらしい」童話を世に送り出してみませんか。
※詳細情報や応募方法は、
角野栄子あたらしい童話大賞特設サイトをご覧ください。