外食店でのセルフオーダー利用が急増
リクルートが実施した外食市場に関する調査によると、テーブルトップオーダーやセルフオーダー、テイクアウト時のモバイルオーダーの利用が各段に増加しています。特にセルフオーダーは2021年の調査と比較すると、その利用経験率が大幅に上昇しています。
利用経験率の変化
調査結果では、外食店でのテーブルトップオーダーの利用経験率は78.9%、セルフオーダーは57.1%、テイクアウト利用時のモバイルオーダーは48.8%にのぼりました。特にセルフオーダーは、2021年の26.0%から大きく飛躍し、現在では約半数以上の人が利用したことがあると答えています。まさに、過去3年間で外食スタイルが変わってきた証と言えるでしょう。
今後の利用意向
また、今後の利用意向も上昇傾向にあります。テーブルトップオーダーの利用意向が72.4%、セルフオーダーの利用意向は47.6%、テイクアウト時のモバイルオーダーは51.5%に達しました。これらは2021年の調査結果を上回る数字で、外食業界におけるデジタル化の流れが顕著です。
利用理由とその魅力
外食店でのテーブルトップオーダーやセルフオーダーを使いたい理由について、最も多かったのは「自分の都合の良いタイミングでオーダーできる」こと(51.1%)でした。これに続いて「店員を都度呼ぶことに気が引けるときがある」(38.5%)、さらには「待ち時間によるストレスが減る」(24.9%)といった声も寄せられています。
テイクアウトにおけるモバイルオーダーでは、「待ち時間によるストレスが減る」(41.1%)という回答が1位。さらに「スマートフォンで会計も簡単に済ませられる」(24.5%)や、「時間短縮が可能」(20.4%)との理由も挙げられています。このように、現代の外食客は便利さとストレス軽減を求めていることがわかります。
調査概要
この調査は、首都圏や関西圏、東海圏に住む20歳から69歳の男女を対象に、2024年4月から6月にかけて実施されました。調査方法はインターネットを利用し、多くの意見を集約しています。
よって、外食業界では、今後ますますデジタル化が進むことが予想され、消費者のニーズに合ったサービスが求められるでしょう。リクルートの調査が示すように、セルフオーダーの利用は今後もますます広がっていく可能性があります。外食の新しいスタイルが、私たちの食事シーンをどう変えていくのか注目です。