島根電工グループが技術と安全を高める技術力向上の祭典
島根電工グループは、2025年9月27日(土)に松江市のくにびきメッセで、技術力と安全意識の向上を目指した「令和7年度社内技能コンクール」を開催しました。今年度で61回目を迎えるこのコンクールは、長年にわたり同社の技術継承の中核を担っています。さらに、今回は初めて「工事車輛コンテスト」を同時開催し、社員全体で「安全と品質」への意識を高める機会となりました。
開会式での挨拶
代表取締役社長の野津廣一は開会の挨拶の中で、島根電工の技術力の重要性を強調しました。技能コンクールは単なる競技ではなく、技術者としての誇りとプロ意識を育む場でもあります。
61年の歴史と競技の目的
この技能コンクールは、1965年に電気工事部門が、1991年には管工事部門がスタートし、毎年欠かさず開催されています。競技の目的は以下の三つです:
1.
安全の徹底:作業手順の危険予知と安全措置の徹底
2.
品質の追求:図面を正確に読み解き、糾弁流と配管をミスなく実行
3.
効率性の向上:指定された時間内で高品質な施工を終える力
ベテランから若手までの選手が切磋琢磨する様子は、参加者や関係者に「技術力が安全と品質を支える」という企業理念を再確認させました。
全国大会への挑戦
本コンクールは、島根電工独自の技能者育成システムの出発点でもあります。入賞者は、10月26日(日)に行われる島根県大会に進出し、そこでの成績次第で中国大会、さらには全国大会への出場資格を得ます。島根電工グループは、過去に全国大会での入賞実績もあり、技術の高さに定評があります。
初の「工事車輛コンテスト」の実施
初開催となる「工事車輛コンテスト」は、工事車両の整理整頓、資材の管理、安全装備の徹底を競うもので、安全で効率的な作業の意識を高めることを目的としています。全社員が事前にエントリーシートを確認し、実車を見て投票する仕組みも取り入れられていました。これにより、「自分の安全は足元の整理から」という意識が醸成され、全体の安全文化が強化されました。
まとめ
島根電工グループは、伝統ある技能コンクールと新たな工事車輛コンテストの組み合わせにより、企業の技術力と安全意識を高水準に保ち続けています。地域社会への貢献を目指し、今後もさらなる技術の向上に取り組んでまいります。