四国の魅力を再発見!2025年度の事業計画が発表される
2023年6月16日、一般社団法人四国ツーリズム創造機構は、「2025年度の事業計画」を公表しました。今回の計画では、四国の観光資源を最大限に活用し、国内外からの訪問者を増やす施策が盛り込まれています。
過去最高を更新する訪日外国人
2024年度の訪日外国人数は、過去最高であった2019年の3686.9万人を上回る見込みで、外国人の延べ宿泊者数は162.2万人泊に達すると予想されています。一方、日本人宿泊者数は1264.7万人泊で、前年比88.9%、2019年比95.1%という数字です。この状況を受けて、四国は新たなプロモーション戦略を展開する必要性があると考えています。
四国ブランドの確立に向けた具体的な戦略
新たな事業計画では、まず四国観光アプリ「しこくるり」の活用や、東京・大阪での商談会、持続可能な観光の推進など、これまでの施策の継続を強化します。
特に注目すべきは「ジオツーリズムの推進」です。国内観光客向けに四国のジオパークをテーマとした特別プログラムを通じて、自然の美しさと地理的特性を生かしながら、四国の魅力を発信していく方針です。また、夏に訪れたくなる新たなスポットを紹介する「キーーーンと四国!しこくーる」キャンペーンも計画されており、特に近年の酷暑を受けた工夫が感じられます。
インバウンド向けのプロモーション強化
インバウンド観光客へのアプローチとしては、大阪・関西万博に向けた「旅マエ」プロモーションの強化が行われ、万博期間中には大阪・難波でのプロモーション活動も行われる予定です。また、訪れた外国人が自らSNSを通じて四国の情報を発信するよう促す施策も進められます。
連携強化と地域振興
今後、四国の4県や観光協会、地域DMOとの連携を強化し、「オール四国」で観光誘客を拡大し、四国ブランドの確立を目指していくとしています。これにより、地域経済の活性化や地元住民の生活向上にも寄与することが期待されています。
まとめ
四国ツーリズム創造機構の2025年度事業計画は、既存の観光施策を見直し、持続可能で魅力的な観光地としての四国を再構築することを目標としています。訪れる方々にとって新しい発見があることを心待ちにしながら、この計画が着実に実現されることを期待しています。