アシックス、Centric Softwareと新たなパートナーシップを結成
神戸に本社を構えるスポーツ用品メーカーのアシックスが、Centric Softwareとの契約を締結し、製品ライフサイクル管理(PLM)の導入を決定しました。Centric Softwareはファッション、リテール、アウトドア用品、フットウェア、ラグジュアリーブランド向けにPLMソリューションを提供する企業として、世界的に高い評価を得ています。
アシックスの成り立ちと成長
アシックスは1949年の創業以来、スポーツ用品業界をリードしてきた存在で、特にスポーツシューズ市場において、数多くの熱狂的なファンを持つブランドです。近年では、ライフスタイルシューズやアパレル製品にも注力しており、その名は世界中に広まっています。
Centric Softwareとの提携の背景
今回のPLM導入について、アシックスのグローバルIT部門 SCMソリューションチームのマネージャー水本貴博氏は、「Centricはアパレルとフットウェア専用のソリューションを提供しており、私たちのビジネスニーズをよく理解してくれるパートナーです」と語っています。特に大規模なカスタマイズが不要で、導入が容易である点がCentric8 PLMを選択する重要な要因となったようです。
このPLMは、アシックス、オニツカタイガー、アシックスタイガーの3つのブランドで導入される予定で、アメリカ、アジア、ヨーロッパの部門やサプライヤーで約1800人のユーザーが利用する見込みです。水本氏は「グローバルなPLM導入は多くの課題を伴いますが、Centricとの関係は前向きで、実を結ぶものになると信じています」と述べています。
企業側の見解
Centric Softwareのグローバルセールス部門シニアバイスプレジデント、ファブリス・カノージュ氏は、「私たちのアパレルやフットウェア業界での専門性とCentric8 PLMの導入により、アシックスが世界中の顧客へ素晴らしい商品を届けるお手伝いをできることを誇りに思っています」とコメントしています。また、CentricのCEOクリス・グローブ氏も、アシックスとのパートナーシップを大変光栄に思い、長期的な関係構築を目指していきたいと締めくくりました。
日本におけるCentricの展開
アシックスはCentric Softwareにとって日本国内での初の顧客となり、これによりCentricの日本市場での存在感がさらに強化されることとなります。Centricは2023年6月に東京に日本オフィスをオープンし、今後のさらなる業務展開を目指しています。
企業情報
アシックスはラテン語の「Anima Sana In Corpore Sano」すなわち「健全な身体に、健全な精神を」をモットーに掲げ、創業から60年以上にわたり、ランニングシューズや競技用シューズ、アパレル用品の世界展開を行っています。また、Centric Softwareはシリコンバレーに本社を置き、ファッション、小売り、フットウェアなどの企業へSPMソリューションを提供し、業界内でも多くの賞を受賞しています。
詳細情報はそれぞれの公式ウェブサイトを参照してください。アシックス:
www.asics.com、Centric Software:
www.centricsoftware.com。
この新たな提携が、アシックスにとっての更なる成長と、世界中のユーザーに質の高い製品を提供する一助となることを期待しています。