小浜敏也漁師の祈り展が四国水族館で開催中!
四国水族館では、2025年3月9日から5月11日までの期間にわたり、「小浜敏也 漁師の祈り展」を実施しています。この企画展は、徳島県内で活躍する定置網漁師の小浜敏也氏の油絵作品を中心に展開されており、見る人々に温もりや幸せを届けることを目的としています。
この展示は、3月20日からスタートするしこクック徳島県編に合わせたもの。小浜氏は、漁師としての豊かな経験を生かし、独特な視点から魚や海の生き物を描いた作品を発表しています。中でも彼の代表作『叫び(オコゼ)』は、彼自身の苦悩や感情を強烈に表現したものとして特に人気があります。
彼の作品は、オコゼやアンコウといった海の生き物の表情に注目し、それを通じて漁師としての思いを伝えています。また、作品には「見る人が幸せになるように」という願いが込められており、このようなメッセージ性が多くの観覧者に感動を与えています。
小浜敏也氏のプロフィール
小浜氏は、昭和39年に徳島県阿南市に生まれ、18歳で漁師の道に入ります。その後、41歳の時に洋画家としてのキャリアをスタート。初期の作品は漁港や漁師生活をモチーフにしており、コロナ禍にはお地蔵さんやお不動さんを描くなど、社会情勢を反映したテーマを掘り下げています。最近では、主に魚を題材にした作品を手がけており、自身の生業である漁師とのつながりを強く感じさせます。
これまでの出展歴には、徳島県美術展や阿南市美術展などがあり、受賞歴も豊富です。さらに、個展も数多く開催しており、彼の作品を直接見る貴重な機会として訪れる人々から高い評価を受けています。
四国水族館について
四国水族館は、香川県宇多津町に位置し、2020年にオープンしました。「四国水景」をテーマにし、約400種の生き物を展示するこの水族館では、四国の文化や地域の環境とも調和した展示が行われています。また、訪れる人が四国の自然や文化を新たな視点で楽しむことができる空間となっています。
水族館の営業時間は通常9時から18時まで。特定の期間中は夜間営業も行っており、入館料は大人が2,400円からスタートしていますが、2025年4月1日以降は改定される予定です。アクセスは、JR宇多津駅から徒歩約12分で、ドライブでも楽しむことができる立地です。
ぜひ、四国水族館で小浜敏也氏のアートと共に、海の生き物たちの不思議な世界を覗いてみてください。心温まるひと時が待っています。