SECAI MARCHEが資金調達を実施
株式会社SECAI MARCHEは、東南アジアの新鮮な食品を直接供給するEC事業を展開していますが、最近、三井住友海上キャピタルからの第三者割当増資により、5.6億円のシリーズA資金調達を達成しました。加えて、静岡銀行と北國銀行から総額2億円のデットファイナンスを行い、事業のさらなる成長を図ります。
資金調達の背景
東南アジア、特にマレーシアとシンガポールにおける外食産業は急成長を遂げています。ここでの高品質でコストパフォーマンスの良いサービスへの需要が急速に拡大していることを受け、フルフィルメントセンターの拡充やAIによる需要予測の精度向上、さらにラストワンマイルの自動化・最適化に資金を投入します。これにより、SECAI MARCHEは市場シェアを大幅に拡大していくことが期待されます。
期待される社会的インパクト
同社が提供する生鮮食品流通網は、生産者と飲食店を直接繋ぎ、生鮮食品の高鮮度、低価格、そして高い利便性を実現しています。このモデルにより、現地の食品ロス削減や生産者の所得向上といった社会的なメリットも生まれることでしょう。こうした取り組みを通じて、SECAI MARCHEは日本からの食品輸出のプラットフォームとしても成長する見込みです。
金融機関の支援
助成を受けた金融機関の代表者は、SECAI MARCHEのビジョンや社会課題解決に向けた取り組みに大いに期待を寄せています。静岡銀行の大杉幸弘氏は、「持続可能な食品流通を推進する大きな一歩となることを願う」とし、北國銀行の清尾佑樹氏も「彼らの事業は社会的貢献性が高い」と評価しています。
成長を続けるビジネスモデル
SECAI MARCHEは、2019年に設立以来、年々200%で成長しています。生産者から消費者に直接新鮮な食材を届けるこのB2B産直ECは、今や4,000点以上の食品を取り扱っています。特に注目されるのは、フルフィルメントテクノロジーを駆使して作業効率を高め、食品廃棄率を低減しながら、消費者には品質の高い商品を提供しています。
会社概要
SECAI MARCHEは、持続可能かつ効率的な食品流通システムの構築を進めながら、今後ますますの成長が期待される企業です。彼らの取り組みが東南アジアの食文化にどのように影響を及ぼすのか、今後の展開から目が離せません。