ツナググループ・ホールディングス、2025年度通期決算を発表し成長戦略を明らかに

ツナググループ・ホールディングスの2025年度通期決算

株式会社ツナググループ・ホールディングスは、2025年9月期通期決算を2025年11月10日に発表しました。当社はRPO（採用業務代行）や採用コンサルティングを手掛け、成長を続けています。

決算業績のハイライト

主要事業であるRPOサービスは安定して2ケタ成長を実現し、自己資本比率は40%を超えており、経営資本のコントロールと収益性の向上が達成されています。特に、オウンドメディアリクルーティングにおける採用支援が成長の牽引役となり、新たなニーズに対応した結果、売上成長率は35%を超え、1社あたりの単価も約30%増加しています。これにより全体の事業においてさらなる発展が期待されます。

主要事業の推移

採用支援のカギとなるオウンドメディアリクルーティングは顧客からのニーズが高まり、派遣事業や紹介事業も好調です。特に、M&Aを通じて社数が1.5倍になった結果、売上成長が30%に達しました。企業の採用手段としてオウンドメディアの活用が広がる中、今後もこの市場での成長を見込んでいます。

新たな取り組み

最近の取り組みとして、2025年7月に新規サービス「アルムニア」を始動しました。このサービスは、アルムナイ市場への進出を目指しており、既に9社との契約を実現しました。今後は、物流業界や医療介護分野でのパートナーシップを強化し、労働需給ギャップが大きい業界に対しても積極的にサービスを導入していく方針です。

外国人活躍支援市場への進出

当社はまた、国際人材循環モデルの構築を進めており、日本国内の労働需給ギャップ解消を目指しています。すでに多くの自治体や送り出し機関と連携し、外国人労働者の活躍を促進するための新しいサービスを展開しています。これにより、更なる成長基盤の強化を狙っています。

今後の展望

2026年から2030年にかけての中期経営計画『Circular Recruiting』を発表しており、年間約50億時間の労働需給ギャップの解消に取り組むことが予告されています。2030年には売上高350億円、営業利益28億円を目指す計画です。また、個人投資家に向けてIRアクションも強化しており、セミナーや勉強会を通じて当社の理解を深めてもらう取り組みを行っています。

さらに、YouTubeチャンネルでは決算説明動画を公開しており、視聴者が当社の活動に対する理解を高めるためのコンテンツを提供しています。