アスエネが脱炭素に向けた「覚書」を締結
2025年10月17日、アスエネ株式会社はマレーシア・クアラルンプールのGrand Hyatt Kuala Lumpurで開催された「第3回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合」に参加しました。この会合では、アスエネの海外子会社、ASUENE APAC Pte. Ltd.とマレーシアゴム評議会(MRC)との間で、「脱炭素連携に関する覚書(MOU)」が発表されました。
アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)の概要
アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)は、日本政府が主導するイニシアティブで、アジア太平洋の11カ国が参加しています。目指すのは、カーボンニュートラル、つまりネット・ゼロ排出の実現です。この枠組みのもと、脱炭素技術の開発やサプライチェーンの強化等が進められています。
第3回AZEC閣僚会合では、脱炭素化に向けた取り組みやエネルギー転換が議論され、日本の経済産業省とマレーシア政府が共催しました。アジア全体の閣僚や企業の参加者が集まり、意義ある議論が交わされました。
MOUの締結とその意義
アスエネがMOUセレモニーに登壇し、MRCとの協力の意義を語りました。MRCは、マレーシアの農業・一次産業省の下に位置する機関で、ゴム産業の振興を担っています。今回の覚書は、マレーシアの脱炭素戦略において重要な一歩であり、特にゴム産業のサプライチェーン全体でのCO2排出量削減にフォーカスしています。
アスエネの提供する「ASUENE」は、企業や自治体向けにサプライチェーン全体のCO2排出量の可視化を支援するクラウドサービスです。このサービスは、Scope1からScope3までの排出量を見える化し、企業のネットゼロ実現を加速させることを目指しています。
マレーシアのゴム産業と持続可能な経営
マレーシアには、ゴム産業における高い国際競争力があります。MRCとの協同プロジェクトは、マレーシアの自国産業の持続可能性を高め、気候変動に対応するための大きなステップとなります。これは、 gその国の経済にとって重要な輸出産業であり、将来的にはサステナブルな経営につながるでしょう。
アスエネの未来に向けたビジョン
アスエネは、AZECを通じて国際的なビジネスモデルを構築することを目指しています。脱炭素に向けた具体的な施策として、他国の政府や企業と連携しながら、実効性ある取り組みを続けていく方針です。
「ASUENE」のサービスがもたらす効果は、今後さらなる進展を見せることでしょう。アジア全体のCO2排出量削減に向けた取り組みが広がれば、それはビジネス環境の変化のみならず、地球環境の保護にも寄与することになります。
まとめ
アスエネとマレーシアゴム評議会とのMOU締結は、アジア地域における脱炭素化の新たな挑戦を象徴しています。持続可能な成長を目指し、地球に優しいビジネスモデルが実現されることを期待しています。