はじめに
業界全体が進化を遂げる中、電子部品やフィルム製品の微細化と高精度化は加速しています。これに伴い、外観検査装置への要求も高まり、目視では判断できないレベルの欠陥を検出できる技術が求められています。しかし、高精度の検査が求められることで、新たな課題も浮上しています。それは、「歩留まりの悪化」や「どの程度まで検出すべきかの判断が難しい」といった問題です。今回は、その解決策として注目されるウェビナーをご紹介します。
設定の属人化が引き起こす問題
電子部品やフィルムの検査装置において、パラメータ設定は依然として作業者の経験に依存しているのが現状です。多くの場合、数十項目にわたる設定を試行錯誤しながら調整することが一般的です。この手法は多くの時間を必要とし、「本当に最適な設定かどうか分からない」ことも多く、社内や顧客に対する安心感も欠如します。また、製品ロットごとの品質のばらつきや新たな不良モードの出現などが加わり、設定を頻繁に見直す必要があるため、突然の不良率の上昇に戸惑うことも少なくありません。
ウェビナーの内容
本ウェビナーでは、画像検査ソリューションである『URCP』を活用し、検査装置のパラメータ設定を自動で最適化する方法を解説します。この『URCP』は、検査ソフトウェア、光学機器、条件選定、さらには装置の設計、組立、納品までを一括して提供し、電子部品やフィルム、不織布など多様な製品に対応しています。また、微細な欠陥や異物、内部欠陥まで高精度かつ再現性高く検出することを実現しています。
特に注目すべきは、このソリューションが独自の自動最適化手法を使用しており、検査パラメータ設定を感覚や経験に頼らずに自動化できることです。このアプローチにより、誰でも安定した検査結果を得られるようになり、品質保証や社内での説明もスムーズに行えます。
対象者
このウェビナーは、以下のような方々に特にお勧めです:
- - 検査パラメータの調整に時間と労力がかかっている方
- - 検査設定の属人化を解消したいと思っている方
- - 品質ばらつきや不良モードの変化に柔軟に対応したい方
- - 検査装置の導入・運用工数を削減したい方
- - 社内やエンドユーザーへの検査設定の説明に課題を感じている方
主催者情報
本ウェビナーは、株式会社宇部情報システムが主催し、協力として株式会社オープンソース活用研究所とマジセミ株式会社が参加しています。これらの企業は、製造業向けのシステム構築・運用に長い経験を持っており、外観検査のサポートを一貫して行っています。
今後もマジセミは、参加者に有益なウェビナーを提供していく予定です。過去のセミナー資料や他の募集中のセミナーについては、公式サイトからご覧いただけます。