新刊『パパの育休宣言(実践編)』の概要
2026年2月25日に発売される書籍『パパの育休宣言(実践編)』は、国家資格キャリアコンサルタントである堀左馬之介氏が、実際に6か月間育休を取得した経験をもとに書かれています。この著作は、45歳の不器用な父親が日々直面した育児の奮闘と成長の物語を通じて、男性育児休業の重要性を伝えています。
本書は、著者の育児体験が単なる家族の時間を超えて、職場でのスキルやマネジメント能力にどのように役立つかを具体的に示しています。著者が育児を「キャリア研修」の一環として捉え、その中で培った能力がどのように職場の生産性向上に寄与するのかを解説しています。
育休取得の現状
厚生労働省の調査によれば、男性の育休取得率は過去最高の40.5%と上昇しましたが、実際には多くの男性が短期間の育休しか取得できていないという現状もあるそうです。復職した男性の中には58.1%が1か月未満の育休取得に留まっています。一方で、育休を望む若手男性の7割以上が1か月以上の長期取得を希望しています。これは「取りたい人は多い」のに「長く取りづらい」という矛盾した状況を反映しています。
著者は、このギャップの背景に、収入に対する不安や職場環境、さらには育休を「キャリアのブランク」と見なす文化があると指摘しています。このような考え方を払拭し、育休を「人材開発の機会」として新たに位置付けることの重要性を本書は訴えています。
本書の具体的なポイント
1. 不器用パパの奮闘ストーリー
著者は、朝に子どもを見ながら三つ編みすらうまくできず、YouTubeに頼る姿をユーモアたっぷりに描写しています。このような日々の中で、家事や育児には何が必要で、どのようにして成長できるのかを分かりやすく表現しています。
2. 家庭版キャリア研修の提唱
家事育児を通じて得る「対応力」や「相談する力」が、いかにして職場でのスキルとして活かせるのかという視点を持たせています。著者は、自身の経験を通じて、家事育児の現場で培われるスキルがキャリア形成にも役立つことを具体的に説明しています。
3. 家族というチームの形成
著者は、家族を「チーム」として考え、役割分担や不測の事態にどう対処するかといったマネジメント術を提案しています。それぞれの得意分野を活かしながら、家族で協力し合う重要性を強調しています。
終わりに
本書の著者、堀左馬之介氏は、育児の時間が自己成長に繋がる貴重な機会であると認識しています。育休を取得することで得られるスキルが、仕事や生活にどのようにかかわるかを考えるきっかけとなることを願っています。今後も育児と仕事の両立についての議論が活発化し、男性の育休取得が当たり前となる社会が実現されることを期待しています。」「