タカミヤの吸音騒音対策シート「エコーバリアH10」がNETIS-VE評価を獲得
建設現場や工場、イベント会場などにおける騒音問題は深刻な課題です。騒音対策には遮音と吸音がありますが、従来は遮音タイプが主流でした。しかし、株式会社タカミヤが開発した吸音タイプ騒音対策シート「エコーバリアH10」は、この常識を覆す画期的な製品として注目を集めています。
この度「エコーバリアH10」は、国土交通省が提供する新技術情報提供システム「NETIS」において、VE評価を獲得しました。これは、公共工事等での活用効果が評価された証であり、技術の活用機会拡大に大きく貢献します。
「エコーバリアH10」の優れた特徴
「エコーバリアH10」は、遮音と吸音の両方を兼ね備えたハイブリッド構造を採用。吸音材を内蔵することで、騒音エネルギーを熱エネルギーに変換し、騒音の反射と透過を低減します。特に、人が不快に感じやすい2000~4000Hz領域、特に4000Hz領域においては最大43dBもの騒音低減性能を発揮します。
従来の遮音シートと比較して、可搬性と屈曲性も向上。シート状で丸めて持ち運べる上、製品重量も6.1kgと軽量なため、現場での作業効率が大幅に向上します。設置、移動、収納が容易で、長期設置でも使いやすい設計となっています。
NETIS-VE評価のメリット
NETIS-VE評価の取得は、コスト削減、工期短縮、技術評価点および工事成績評定点の向上といったメリットをもたらします。公共工事だけでなく、民間工事においても、「エコーバリアH10」の活用が期待されます。
環境への配慮と持続可能性
「エコーバリアH10」は、省力化、作業環境の向上、周辺環境への影響抑制を目標に開発されました。騒音抑制効果の高さから、環境に優しい製品として高く評価されています。建設業界における環境配慮の動きを加速させる役割も担うでしょう。
株式会社タカミヤについて
株式会社タカミヤは、1969年設立の仮設機材の開発・製造・販売・レンタル、仮設工事の計画・設計・施工を行う企業です。長年に渡る経験と技術力、そして環境への配慮を基盤に、数々の革新的な製品を生み出しています。今回のNETIS-VE評価獲得は、同社の技術力の高さを証明するものです。
まとめ
「エコーバリアH10」は、騒音問題の解決に貢献するだけでなく、作業効率の向上や環境保全にも寄与する画期的な製品です。今後、建設業界における騒音対策のスタンダードとして、広く普及していくことが期待されます。
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