EY Japanの新報告書
2025-12-23 13:22:23

EY Japan、2025年度の統合報告書を発表しサステナビリティを重視

EY Japan 2025年度版統合報告書について



EY Japanは、2025年度に向けた統合報告書を発行し、持続可能な長期的価値の創出に関する取り組みをまとめました。今回の報告書は第5回目の発行となり、テーマは「Generations―次世代の未来に何を残せるか」です。企業が社会全体に与える影響を考慮し、特にサステナビリティとAIに注力している姿勢を強調しています。

サステナビリティとAIの融合


EY Japanのチェアパーソン兼CEOである貴田守亮は、企業は現代においてさまざまなリスクに直面していると述べています。地政学的リスク、経済の不安定さ、そして異常気象など、これらの問題に対処するためには、企業単独ではなく、業界や地域の協力が必要です。サステナビリティを重視する戦略の下、EY JapanはAIによる業務改革を進めています。

クリティカルな4つの価値


報告書では、顧客価値、人的価値、社会価値、財務価値の4つの観点から具体的な達成状況を示しています。

1. 顧客価値 (Client value): 25,000社以上に対してサステナビリティに関連したサービスを提供し、テクノロジー専門人材は10万人以上に上ります。

2. 人的価値 (People value): 2022年6月に設立されたダイバース・アビリティズ・センターでは、ニューロダイバージェントの人材を11名採用。日経ウーマンによる「女性が活躍する会社BEST100」で初の総合1位を獲得し、女性管理職比率は27%、全従業員中の女性比率は35%に達しました。

3. 社会価値 (Social value): EYは「EY Ripples」というプログラムを通じ、SDGsの達成に向けて日本国内で約174万人に良い影響を与えることに貢献しています。

4. 財務価値 (Financial value): FY25には532億米ドル(日本では2,720億円)の業務収入を達成し、長期的に安定した売上高を維持しています。

持続可能な未来を目指す取り組み


貴田氏は、「私たちのパーパスである『より良い社会の構築を目指して』を基に、持続可能な未来の実現に向けて努力していきます。AIの活用を通じて、顧客に対し高度な価値を提供し、戦略的にサステナビリティに取り組んでいる」とコメントしています。

EY Japanの活動は、顧客、社会、そして従業員ひとりひとりと連携しながら、次世代につながる価値を創造することを目指しています。今回の報告書は、その取り組みの成果を広く公表する重要な機会となっています。詳細な内容は、EY Japanの統合報告書2025にてご確認いただけます。

結論


EY Japanの2025年度版統合報告書は、サステナビリティやAIを中心に据えた次世代に向けた価値創出の取り組みを示しています。多様性の推進、地球環境への配慮、地域社会の活性化など、幅広い分野での影響力を見せる本報告書は、将来的な企業の在り方についての示唆を提供しています。


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