JVCケンウッド、従業員向け「SDGsフォーラム」開催!多様なテーマで意識向上を促進
株式会社JVCケンウッドは、従業員のSDGs(持続可能な開発目標)に対する意識向上を目的とした社内イベント「SDGsフォーラム2023」を開催しました。同社は、企業理念である「感動と安心を世界の人々へ」という価値観を軸に、社会課題の解決を目指しており、その一環として本フォーラムを実施しています。
2023年10月から2024年5月までの約7か月間、延べ10,600名の従業員が参加しました。フォーラムでは、介護、LGBTQ+、アンコンシャス・バイアス、環境問題、人権問題など、多岐にわたるテーマを取り上げ、それぞれの課題に対する理解を深めるためのセミナーや映画上映会などが開催されました。
多様なテーマで従業員の意識向上を図る
①仕事×介護両立支援セミナー:~大介護時代に備える認知症ケア~
高齢化社会における重要な課題である認知症をテーマに、予防と早期発見の重要性、認知症に立ち向かうための手段と支援について解説しました。仕事と介護の両立支援に関する具体的な事例も紹介し、参加者に役立つ情報を提供しました。
②LGBTQ+映画上映会&トークセッション:『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき』
トランスジェンダーの若者の9年間の変化と成長を映し出すドキュメンタリー映画を上映しました。上映後には、トランスジェンダー当事者をゲストに迎え、自身の体験談やLGBTQ+に関する理解を深めるためのトークセッションを行いました。
③アンコンシャス・バイアスセミナー:~無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)と職場への影響~
個人の成長を阻害し、企業のイノベーションを抑制する可能性もある「アンコンシャス・バイアス」について解説しました。なぜ無意識の偏見が起こるのか、職場でどのように対応すれば良いのかを学び、ダイバーシティ&インクルージョン推進について考える機会を提供しました。
④地球環境保全活動に関するeラーニング:「JVCKENWOOD Green Learning Program」 実施
同社は、中期経営計画「VISION2025」に沿って、環境基本方針「JKグリーン2030」を策定しています。本フォーラムでは、「JKグリーン2030」の改定ポイントや「重要な環境4項目」の一つである「生物多様性の保全」についてeラーニングを実施しました。これは、2022年から継続して実施されている取り組みです。
⑤人権に関する研修:「していませんか?ハラスメント」~身近な事例から防止策を考えてみましょう~
近年、人権の尊重において、「ハラスメントを許さない」という姿勢が重要視されています。職場内で仕事を進める上で、些細なことからハラスメントの加害者になってしまう可能性もあります。本研修では、法務省・人権擁護委員の外部弁護士を講師として招き、最新の判例紹介や法令に沿った解釈などを講義しました。加えて、相手を傷つける「言葉や行動」とはどのような時に発生してしまうのか、リスクを最小限に留めるための対策について学びました。
持続可能な社会の実現に向けた取り組み
JVCケンウッドグループは、中期経営計画「VISION2025」において「変革」と「成長」を基本戦略とし、「利益ある成長」と「グローバルでの社会課題解決」を両輪とするサステナビリティ経営とESG強化を推進しています。SDGsを経営に組み込み、事業と関連の強い社会課題の解決に積極的に取り組んでいます。
「SDGsフォーラム2023」は、従業員のSDGsに対する意識向上に貢献するだけでなく、JVCケンウッドグループ全体で持続可能な社会の実現を目指していくための重要な取り組みと言えるでしょう。