施設管理業務の革新が始まる!
日本の建築業界において、八千代ソリューションズ株式会社と大成建設株式会社が手を組み、建物管理の新しい局面を迎えています。この提携により、クラウド設備管理システム「MENTENA」と建物統合管理プラットフォーム「LifeCycleOS®(LCOS)」が機能連携し、施設保守データの一元化を実現。建物の維持管理業務がさらに効率化され、効果的な運用が可能になります。
施設管理の課題とは?
近年、建築物の老朽化が深刻な問題となっており、施設保守の効率化や省人化が急務です。また、長寿命化や環境負荷の削減といった目的もあり、設備管理の最適化、さらにはデータ活用の高度化が求められています。しかし、現状では多くの企業が情報を散在させ、迅速かつ正確な意思決定が難しい状況にありました。
MENTENAとLCOSの機能連携
このような市場のニーズを受け、八千代ソリューションズは大成建設と共同で、MENTENAとLCOSの機能を統合。以下のような機能が実現されます:
1.
データの一元管理:
LCOSが自動で点検データや環境データを収集・管理し、MENTENAに反映。これにより管理者は、単一のプラットフォームで全体の状況を把握できます。
2.
迅速な意思決定:
異常値が取り込まれると、自動的にこれを検知し、リアルタイムに情報を更新。迅速かつ的確な判断が可能となり、対応の遅れを防ぎます。
3.
業務の最適化:
蓄積されたデータを使って不具合を予測。必要なメンテナンスや対策の時期を見極めることで、資源の無駄を減少させることが期待されます。
データ駆動型の施設管理
この機能連携によって、リアルタイムの状態監視とデータの共有が可能となります。建物のライフサイクル全体を通じて、データを駆使したスマートな運用が実現され、効率的かつ効果的な管理が進展します。
八千代ソリューションズの代表取締役社長、水野高志氏は「この連携により、建設業における施設管理が一新されることを期待しています」と語っています。
大成建設の相川善郎社長も「LCOSは多様なデータを持ち、MENTENAとの連携によって、様々な課題を解決するための強力なツールになると確信しています」とコメントしています。
未来の建設業界に向けて
八千代ソリューションズと大成建設は、この新しい取り組みを通じて、建築業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、より効率的な施設管理を実現することを目指しています。今後の展開から目が離せません。
企業情報
- 所在地: 東京都台東区
- 公式サイト:
八千代ソリューションズ
- 所在地: 東京都新宿区
- 公式サイト:
大成建設