フリーペーパー『ISSUE+DESIGN journal 02』の発行
特定非営利活動法人イシュープラスデザインが新たに、フリーペーパー『ISSUE+DESIGN journal 02』を発行しました。この号の特集テーマは「認知症」で、私たちの社会における重要な課題に焦点を当てています。
認知症の世界を“旅する”取り組み
本プロジェクトは「認知症世界の歩き方」という名称で、認知症を抱える方々が日々体験している景色や感情を理解し、共感することを目指しています。2021年にその活動がスタートし、書籍の発刊から始まり、ワークショップや展示会を通して日本中、さらには海外にも影響を拡大してきました。
全国約200か所で配布されるフリーペーパーは、認知症に対する誤解や偏見を払拭し、誰もが認知症と共に生きられる社会の実現を目指すための一環として発行されています。本号では、「日本の、世界の、人類の“認知症”観を変える」というテーマのもと、これまでの歩みや最新の海外レポート、さらに特別寄稿として著者・筧裕介のコラムなどが収められています。
映画プロジェクトの始動
特に注目されるのは、2026年秋に公開予定の映画制作プロジェクトです。この映画は、認知症のリアルな世界を描写し、視聴者に深い理解を促すことを目指しています。これに伴い、映画プロデューサーとして初めて筧裕介がその制作に関与し、映画監督・田村祥宏とともに対談を行っています。
世界の認知症事情
特集号では、各国の認知症に関する取り組みや最新のトレンドについても紹介されており、国境を越えた認知症理解の拡大を目指す姿勢が伺えます。これに関連して、A.I.を活用した新サービスの発表や、クラウドファンディングの情報も盛り込まれています。
誰もが参加できる社会づくり
本プロジェクトに賛同する企業・団体は、協賛や応援に参加することが可能です。私たちは「誰もが認知症とともに生きられる社会」を共に作り上げていくために、多くの仲間を募っています。フリーペーパーの配布は、全国の協力店舗や施設にて行われており、郵送での取り寄せにも対応しています(送料550円)。
最後に
認知症に関する理解を深めることは、私たちの社会の未来をより良くするための重要な一歩です。新たなフリーペーパー『ISSUE+DESIGN journal 02』を手に取ることで、共感と思いやりの輪が広がることを期待しています。ぜひお近くの協力店舗でお手に取って、また、興味のある方は郵送での取得もぜひご利用ください。