コメリ災害対策センターが飯能市と物資供給協定を締結

コメリと飯能市の協定締結について

2023年10月24日、株式会社コメリが設立したNPO法人「コメリ災害対策センター」と埼玉県飯能市は「災害時における物資供給に関する協定」を締結します。この協定は、災害時に必要な物資を迅速かつ効率的に供給するためのものです。これにより、コメリはさらに地域社会に貢献し、ライフラインの一翼を担うことを目指します。

コメリは新潟県新潟市に本社を置き、広く知られるホームセンターチェーンである「コメリパワー」や「コメリハード＆グリーン」を展開しています。会社の成り立ちは1962年にさかのぼり、設立以来、地域に密着したサービスを提供し続けています。特に災害対策に関する取り組みは早くから行っており、2005年には「コメリ災害対策センター」を設立しました。

この20年間で、コメリは全国の自治体と災害時の物資供給に関する協定を締結してきました。なんとその締結数は1,191件にもなります。その中には、2007年の中越沖地震や2011年の東日本大震災など、多くの大規模災害が含まれています。これらの経験を活かし、地域のニーズに応じた物資供給を行っています。

協定の締結日となる10月24日には、飯能市役所にて公式な締結式が予定されています。出席者としては、飯能市市長の新井重治氏やNPO法人の常務理事である西室幸徳氏が参加し、今後の協力関係の構築に向けて意義深い意思を表明する予定です。災害時には避難所運営に必要なトイレや、ペットボトル飲料水、寝具などが支給され、多くの人々の生活を支えます。

コメリの災害対策の歴史

コメリの災害対策の取り組みの起源は、2004年に新潟県を襲った豪雨や地震です。これにより災害対策の重要性を痛感し、2005年にコメリ災害対策センターを設立。以降も各地での災害支援に尽力しており、2006年2月には自治体との協定締結を開始し、物資の備蓄を進めるなど、着実に体制を整えています。これにより、いざという時の迅速な支援が可能となるのです。

コメリは、温かく明るい地域づくりを目指しています。「ここにコメリがあって良かった」と思える店舗を目指して、地域に必要な資材や生活用品を提供し続けます。地元の人々と共に新たな価値を創造し、皆の生活を支える頼れるパートナーとして、これからも成長を続けていくことでしょう。

この協定を通じて、コメリは災害時における物資供給体制をさらに強化し、地域の人々の安心・安全な暮らしを支える力を持つ企業として存在し続けます。将来を見据えた取り組みとして、引き続き皆が安心して暮らせる地域作りに貢献していくことを心に誓います。