大阪市鶴見区役所で児童扶養手当事務処理誤り発覚!過払い発生、再発防止策を強化

大阪市鶴見区役所で児童扶養手当事務処理誤り発覚!



大阪市鶴見区役所は、2024年6月10日、児童扶養手当の事務処理に誤りがあったことを発表しました。

この誤りにより、2名の受給者に過払い金が発生したことが判明しました。区役所は、原因を究明し、再発防止策を強化するとともに、過払い金の返還に向けて適切な対応を行うとしています。

誤りの内容と発生原因



今回の事務処理誤りは、児童扶養手当の受給資格確認を行う際に、現況届の内容を十分に確認しなかったこと、複数人による確認が不十分であったことが原因とされています。

具体的には、2名の受給者A氏とB氏に対して、以下の誤りが発生しました。

A氏: 障害年金受給の申告があり、年金受給証明書類も提出されていましたが、システムへの入力処理漏れが発生。年金収入が反映されず、誤った手当額が支給されました。
B氏: 養育費の金額をシステムに入力する際に、240,000円とすべきところを、誤って24,000円と入力。そのため、誤った手当額が支給されました。

影響額と今後の対応



A氏には、令和5年11月分から令和6年4月分まで、合計139,870円の過払い金が発生しています。B氏には、同期間で24,550円の過払い金が発生しています。

区役所は、すでに両名に電話で事務処理誤りを謝罪し、過払い金の返還について了承を得ています。今後、返還に向けて適切な対応を進めていくとのことです。

再発防止策



区役所は、今回の事態を重く受け止め、再発防止策として以下の取り組みを実施すると発表しました。

申請書に各入力項目のチェック欄を設ける
複数人でのチェック体制を徹底し、入力者と確認者を記載する

これらの対策により、入力ミスや確認漏れを防ぎ、同様の事態が起きないように努めていくとしています。

市民への影響と今後の課題



今回の事務処理誤りは、受給者の方々に多大な迷惑と不安を与えたことは間違いありません。区役所は、信頼回復に向けた取り組みを積極的に進めていく必要があります。

また、今回の事例は、公的扶助制度における事務処理の重要性を改めて示すものであり、制度の運用やチェック体制の見直しなど、更なる改善が必要であることを示唆しています。

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