株式会社アヴィデア、オープンデータ利用を進化させる
株式会社アヴィデアは、オープンデータの活用を促進する新しいプラットフォーム「Avgidea Data Platform(ADP)」を発表しました。これは、インターネット上に広がる様々なデータを容易に扱える環境を提供することを目的としています。
オープンデータの現状
オープンデータとは、誰でも自由に利用できる形式で提供されるデータのことを指し、政府や企業など様々な組織が公開しています。これまで、利用者は必要なデータを各サイトから探し、ローカル環境にファイルをダウンロードして集計や加工を行う必要がありました。しかし、このプロセスは手間がかかり、多くの時間を要するものでした。
Avgidea Data Platformの特長
今回リリースされた「Avgidea Data Platform」は、特に「Avgidea Data Search(ADS)」と「Avgidea Query Editor(AQE)」の2つの大きなコンポーネントを特徴としています。これにより、Google スプレッドシートを使ってオープンデータを効率的に扱えるようになりました。
Avgidea Data Search(ADS)
ADSでは、インターネット上の様々なオープンデータをワンクリックでGoogle スプレッドシートに直接取り込むことができます。これは、CKANやDataverseのAPIに対応しており、国内外の最新のデータエンドポイントを利用者が選択することで、必要なデータを簡単に検索できます。
総務省が運営している「https://www.data.go.jp」もこの検索対象に含まれており、多様な情報がさらなる利活用を待っています。
Avgidea Query Editor(AQE)
一方、AQEはSPARQLに準拠したサイトにクエリを直接投げ、取得したデータをGoogle スプレッドシートに出力することができます。SPARQL対応のデータプラットフォームのエンドポイントが公にされていれば、AQEを利用することで迅速にデータを取得できるため、データ分析やレポーティングが劇的に効率化されるでしょう。
使い方の簡単さ
Avgidea Data SearchとAvgidea Query Editorは、どちらもGoogleスプレッドシートのアドオンとして提供され、既存のGoogleアカウントを持っていればGoogle Workspace Marketplaceから簡単にインストールして使用を開始できます。基本的な機能は無料で利用可能ですが、機能をフル活用したい人は直接アヴィデアのウェブサイトからサブスクリプションプランを購入することで、追加機能や自動アップグレードを受けられます。
これからの展望
ADPはすでに海外市場でも提供されており、12万を超えるインストール数を記録しています。今後もアヴィデアは利用者の利便性を高めるための機能追加を計画しており、更なるユーザーの拡大を目指しています。データの取り扱いや分析がこれまで以上に手軽になると同時に、様々なビジネスシーンでの応用も期待できるでしょう。
会社概要
株式会社アヴィデアは、IT技術を駆使してビジネスアイデアを具体化し、サービスやアプリケーションとして世の中に提供しています。データプラットフォーム事業やG Suite・Google Cloud Platformを用いたシステムの開発・運用、コンサルティングを行っています。
- - 会社名: 株式会社アヴィデア
- - 代表取締役: 八木橋 徹平
- - 所在地: 東京都新宿区天神町7番地11
- - 事業内容: データプラットフォーム事業、コンサルティング事業
- - URL: アヴィデア公式サイト
データ活用の新時代を迎えつつある中、Avgidea Data Platformの登場はその第一歩となるかもしれません。これからのデータ活用の可能性に期待が高まります。