人気ツーリングエリアが浮かび上がる
昨今、バイクの魅力が再認識され、特に秋のツーリングシーズンが到来する10月には多くのイベントが開催されます。そんな中、バイクライダーに向けた情報が集まる『ツーリングサポーター by NAVITIME』の利用状況を基に、注目のエリアの検索数について分析を行いました。
ツーリングシーズンの特徴
ツーリングシーズンの到来と共に、多くのバイクライダーが行き先を探し始めます。通年で観光地や美しい風景を求めるライダーたちにとって、行き先選定は重要なテーマであり、ナビタイムジャパンが提供する専用アプリを通じてその需要がどのように変化しているのかに注目が集まります。特に、夏が終わり気候が安定してくる秋は、ツーリングの目的地を選ぶために最適な時期として知られています。このタイミングに、バイク愛好者の選ぶ目的地の人気や、その背景にある理由を分析した結果が発表されました。
人気上昇エリアTOP3
ナビタイムジャパンのデータとデータ分析システム『バイクプロファイラー』を活用し、2022年と2023年におけるエリアの検索数を比較した結果、以下のトピックが浮かび上がりました:
1.
石川県津幡町 (増加率 5.19倍)
津幡町では、道の駅 倶利伽羅源平の郷の人気が特に高まっており、その影響で検索数が急増しています。ここでは特に2023年5月に多くのバイクイベントが実施され、訪問者を惹きつけました。
2.
茨城県常総市 (増加率 4.06倍)
常総市では、一言主神社周辺が注目を集め、さらには近隣のキャンプ場も検索されるようになっています。これは、バイクでの宿泊や食事を伴う計画を立てるライダーにとって非常に魅力的なスポットであることを示しています。
3.
徳島県上板町 (増加率 3.74倍)
上板町では、四国八十八ヶ所霊場の一つである安楽寺が特に好評を博しています。この聖地を訪れるライダーたちは、巡礼を兼ねたツーリングを楽しんでいるようです。
バイクイベントでの人気
今回の分析において、特にライダー向けイベントの影響が顕著でありました。群馬県邑楽町で開かれた「北関東カブ主総会」のようなバイクイベントでは、参加者による需要も大きく、開催時期に合わせて検索数がより高まることが見受けられました。また、愛媛県西予市や高知県津野町では、四国カルストと呼ばれる国内有数のツーリングコースが人気で、特に自然の美しい風景を求めるライダーたちには大変好評です。
結論
このようなデータは、バイク関連の施策を計画する企業や自治体にとって非常に貴重な参考となります。ライダー達のニーズを捉え、地域の魅力を引き出すための施策が求められています。ナビタイムジャパンは、今後もデータ分析を通じて日本各地の魅力を発掘し、バイクライダーたちの魅力的なツーリング体験をサポートしていくことでしょう。
この秋、どこにツーリングへ行くかを考えるライダーにとって、増加中の人気スポットのデータがひとつの指針となてくれることを期待したいです。