新クラウドサービス発表
2025-03-24 15:26:55

日立が提供開始した非対面取引促進クラウドサービス「Branch in Mobile」について

日立の新サービス「Branch in Mobile」提供開始



株式会社日立製作所は、金融機関の窓口業務のDXを加速させ、非対面・非来店取引を促進するクラウドサービス「Branch in Mobile」の提供を2023年4月1日より開始しました。このサービスは、すでに株式会社百五銀行で導入され、実際の運用が始まっています。

この「Branch in Mobile」は、日立が2022年9月にリリースした同名のソリューションを基に、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウド環境で実現したSaaS型サービスです。これにより、金融機関は独自に環境を構築する必要がなく、日立がセキュアな環境を提供するため、利用者はより手軽に非対面での取引が行えます。

非対面取引需要への対応


近年、地域金融機関は経営課題として、DXを通じた業務効率化が求められています。特に、利用者の非来店・非対面でのニーズが高まっており、それに迅速に対応できるサービスの拡大が必要です。「Branch in Mobile」は、このニーズに応えるために設計されています。これまでは、金融機関内部でのセキュリティ確保が障壁となっていましたが、サービスをクラウドで提供することで、その課題をクリアしました。

セキュリティと環境構築の簡素化


本サービスの最大の特長は、日立が提供するセキュアな環境です。利用者と金融機関との安全な接続が可能になることで、非対面取引がより快適に実施できます。日立のインターネットバンキングにおけるセキュリティ基盤をもとにしたサービスにより、利用者は安心して取引できます。

さらに、金融機関側ではシステムの追加や変更が内製化され、迅速な対応が可能となることも重要なポイントです。この柔軟性により、利用者のニーズに応じたサービスを簡単に追加することができます。

ワンプラットフォーム化の実現


「Branch in Mobile」は対面・非対面の機能をワンプラットフォームで提供します。この統合プラットフォームにより、金融機関はそれぞれのチャネルで別個にシステムを構築する必要がなくなります。これにより、すべての取引が一つの環境でシームレスに繋がるようになります。

また、利用者はスマートフォンやタブレットを用いて、外出先や自宅など、場所を選ばずに取引を行えるため、利便性が大きく向上します。これに伴い、ないっとためのサポートや説明書が必要なくなるため、顧客体験もより良いものになるでしょう。

今後の展望


日立は、南に属する地域金融機関を中心に「Branch in Mobile」の提供を進める計画です。また百五銀行では、このサービスを取り入れて業務のデジタル化を進めており、まずは口座開設や各種届出の手続きをペーパーレス化することから始める予定です。今後、法人向けや個人向けに対面・非対面取引サービスの効率化にも着手し、銀行業務のさらなる高度化を図っていく所存です。

日立製作所は、金融業界のデジタル化と非対面取引の加速に寄与することで、より多くの金融機関と利用者に価値を提供していくことでしょう。今後の展開にますます注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

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