建設業がトップ！業種別ボーナス平均額ランキングを発表！

建設業がボーナス平均額でトップ！業種別ランキングと詳細分析

2023年8月29日から9月10日にかけて、全国の20～69歳の会社員500名(男女)を対象に実施された「業種・年収別のボーナス金額に関するアンケート調査」の結果が発表されました。その調査結果から明らかになった、業種別のボーナス平均額ランキングと詳細な分析についてご紹介します。

1位：建設業（平均109万円）

建設業が平均109万円で堂々の1位を獲得しました。高い平均額の背景には、一級建築士などの資格保有者や高いスキルを持つ人材の存在が大きく影響しています。これらの専門スキルを持つ人材は、ボーナスを含めた高年収を実現しやすい傾向があり、結果として業種全体の平均額を押し上げたと言えるでしょう。

2位：金融業

安定性と高い給与水準で知られる金融業が2位にランクインしました。金融業では、個人差によるボーナス額のばらつきが比較的少ないことが特徴です。安定した高額なボーナスが支給される傾向があるため、平均額も高くなっています。

3位：不動産業

3位は不動産業です。この業界は、不動産市況の変動の影響を大きく受けます。市場の動向だけでなく、個々の営業成績などもボーナス額に大きく影響するため、従業員間のボーナス額の差が大きくなりがちです。

4位：製造業

製造業は4位となりました。景気循環に敏感な製造業では、企業業績や景気の状況がボーナス額に大きく影響します。景気が良い時期にはボーナスが増額される傾向があります。

5位：IT・情報通信業

IT・情報通信業は5位という結果でした。この業界では、高度な専門スキルと実績が報酬に直結します。プロジェクトの成功や成果に応じてボーナスが支給される仕組みが多く、常にスキルアップが求められる一方で、高いスキルを持つ人材は独立してフリーランスになるケースも多いため、全体の平均額は他の業種に比べて低くなっています。

調査概要

調査名：業種・年収別のボーナス金額に関するアンケート調査
対象：20～69歳の会社員男女500名
調査地域：全国
調査期間：2023年8月29日～2023年9月10日
* 調査方法：インターネット調査

調査を実施した団体：日本労働産業ユニオン

日本労働産業ユニオンは、職場におけるハラスメントや不当解雇、賃金問題など、労働者の権利を守る活動を行う労働組合です。団体交渉権を元に労働問題解決に取り組むと共に、メディアを通じた情報発信にも力を入れています。労働者だけでなく、経営者層にも日本の労働に関する情報を発信することで、労働環境の改善に貢献することを目指しています。

今後のキャリアプランを考える上で重要な指標

今回の調査結果は、転職活動やキャリアプランを考える上で非常に役立つ情報です。各業界のボーナス制度の特徴を理解することで、より適切なキャリア選択を行うことができるでしょう。

本調査に関する問い合わせ先

広報担当：山口
問い合わせ先：[email protected]