ジョルジオ・アルマーニ、50周年の新たなプラットフォームを発表
2023年8月30日、ヴェネツィア国際映画祭にて、ファッション界の巨星ジョルジオ・アルマーニが創業50周年を記念して新しいプラットフォーム「ARMANI/ARCHIVIO」を発表しました。この特別なイベントは、ユニセフをサポートするための招待制ディナーの後、アーセナル内のTesa 113で行われ、約500名のゲストが参加しました。
「ARMANI/ARCHIVIO」には、数千体にわたるウィメンズおよびメンズコレクションから厳選されたルックが収録されており、今後ミラノ近郊に物理的な拠点も設置される予定です。このプラットフォームは、創造性と進化を物語る「概念の辞書」としての役割を果たし、文化的価値の向上を目指しています。
ARMARNI/ARCHIVIOの特長
発表された「管理/アーカイブ」は、時を超えたルックを振り返り、その物語を新たな世代に伝えるというユニークなプロジェクトです。厳選された57体のルックが、8月30日からarchivio.armani.comで公開され、今後は世界各国の店舗へと展開される予定です。まずはミラノ、パリ、ロンドンからスタートし、米国のロサンゼルスやニューヨークをはじめ、アジアでは北京や東京も含まれます。
イタリアの百貨店「ラ・リナシェンテ」では、9月16日から29日までの期間中、特別なウィンドウディスプレイが行われ、同店にアルマーニが初めて登場する機会となります。
ミラノ・ファッションウィークのハイライト
この祝賀行事は、9月のミラノ・ファッションウィークで最高潮に達します。9月24日にはブレラ美術館において、150体のジョルジオ・アルマーニのルックが一般公開されます。これは、同美術館でファッション関係の展示が行われるのは初めての試みです。その後、美術館の庭にて2026年春夏ウィメンズコレクションも発表され、最近のメンズコレクションからも一部ルックが登場します。
ユニセフへの意義ある貢献
さらに、同日のヴェネツィアでのイベントでは、ジョルジオ・アルマーニがユニセフを通じた寄付も発表しました。この寄付は「Global Humanitarian Thematic Fund」、いわゆるグローバル人道的テーマ基金を支援し、紛争や自然災害、そして伝染病などの危機に迅速に対応することを目的としています。特に子どもの権利を保護する活動に重点を置き、多くの人々の援助を必要とする状況で重要な役割を果たしています。
次なるステップ
今後、ジョルジオ・アルマーニの新たな提案は、ファッション界においてどのような影響を与えていくのか、期待が寄せられます。その挑戦は同社のさらなる進化を約束し、ファッションの未来を切り開くものとなるでしょう。また、過去と現在が交錯するこのプロジェクトに、多くのファンが心躍らせていることは間違いありません。アルマーニの50周年記念は、単なる節目にとどまらず、未来の道筋を示す重要なステップとなりました。